無農薬は有効薬か?(その1)

2023年1月19日

無農薬は有効薬か?

今日は畑の事ではなく健康と野菜との備忘録。

「健康」と「食」に関する情報って、山ほどありますよね!
どの情報をチョイスしたら良いか?困ってしまう位です。

あふれかえった情報を選択するのは今では大変な作業となっています。

鵜呑みにするのも怖いですし、自分から積極的に調べていかない限り
一方的に流れてくる情報は半信半疑であって腑に落ちません。

また、これらの情報を信用して実践するとなれば、けっこー腹を括らないと
確かめられない事だってあります。
 

お野菜の事でしたら「農薬使用」or「無農薬」などの安全性が
比較されやすい問題かと思いますけど

皆がそうしているからでは、思い込みと変わりません。

私の近所では、「家庭菜園は安全な野菜が食べれるから良いんだ」
という年配の方々が各自菜園をなさっていますが

「化学肥料」を使うのは当たり前。

というか、そこへの関心や疑問はないように思えます。(あたりまえだからでしょうか?)
 


 
こういう事って実は、「医療」にも多分にある事ですし
極端な例としては、「癌治療」をどう選択するかだったりします。

「抗がん剤」を農薬に例えるならば、「除草剤」に等しいでしょうし
人の全ての細胞(& 畑だったら健康ナ雑草)にもダメージを与えますね。

また、外科手術で癌を含む組織を取り除く事は
作物の茎や葉、場合によっては全てを引っこ抜くのと同じ。

放射線療法なら、選択的に何かを殺す「殺虫剤」のようでもあるし

最近の免疫スイッチ療法なんかは、生物のある一部の働きを助長
もしくは阻害するカンフル剤みたいな役割でしょうか・・・
 

このように書くと、西洋医学を批判しているようですが

どこまで辿っても対症療法に基づいた西洋医学は、病気や「健康」に対する
「考え方」が違うのであって、批判しても「しょうがない事」という事に

気付かない人が多い。
 

これは安全な野菜の栽培を考える上でも同じ事だと思うのですが

元々は西洋医学・東洋医学、どちらも「自然治癒力」が病を治したり
健康を支えているという理念でしたが、目的が変われば手段も変わる。

その事をあまりにも知ろうとしない・又は気付かない治療家さん・菜園家さんは多いと思うし

何故?治らない?安全とは何だ?という純粋な疑問も、治療術や栽培方法の枠外に
目を向けて観ないと、けっして気付けない・わからない仕組みもあるのではないでしょうか?

こちらの動画で語られているように、「 医療・農業・産業 」全てにおいて
石油利権へ通じている・・・既にハイジャックされているという見解もある位です。
 

そんな事 … 考えた事もなかったというような人も未だに多いでしょうし
治療方法・栽培方法だけを調べていても中々気が付けない。かもしれません・・・


又、昔はこういうような事を話題にしても興味を示す人は極少数しかおらず
それこそ一部の人達がネットで情報を発信していました。

そして、世間からも本当にバカにされてきたと思いますが
最近はなんだか世論も変化してきたのか?

フェイクニュースどころか、一般の人がyoutubeに、「癌に有効な食品」だとか
あんたいったい何の為に動画をアップしているのか? と思える情報も沢山あるし 

それが自分の為の情報なのか、金儲けの為の情報なのか? 知りませんけど
せめて癌にしろ何にせよ、自分が体験した事や考察があるならまだしも

誰かが調べてくれた内容をコピペっただけの、検証をする気もないような
モラルの欠いた動画なんて誰も必要としていないし、黙ってすっこんでいろと思いマス。
 

なら、お前が黙っていろという感じでしょうが、はい。その通りでして

話がそれてしまいましたが、有益な情報はもはや個人的にやりとりするのが一番と
思うようになりました。

なのでこのブログではありきたりな問題提起にとどめますが

ほとんどの病院に「免疫科」が無いのは何故だと思いますか?

免疫が「自然治癒」に直結する事は、なんとなく理解できると思いますけど
そこの働きを賦活させようという方法は「西洋医学の治療」ではあまり聞きません。

これは一般の方からしたら凄く不思議な事に感じるかもしれませんが、そこに疑問を
抱く人は多いですし、又それを良しとしない人だっているでしょう。

医療も農業も、社会の枠組みを知った上で
誰の為に情報が流れてくるのか …

自分には有益な情報か?精査するのが庶民のできることです。
ちょっと調べれば、ライトな情報ならすぐアクセスできます。
 

「自然治癒力」を補う野菜だって同じ事で、農薬・化学肥料を使用する「慣行農法」と
土壌環境を育てる「自然栽培や有機栽培」とでは違いが現れてくるはずですよね!

そう思って栽培に取り組んでいますが、何を目的とするかで
手法も違ってくるだろうし、自分は安全な野菜を食べたいから栽培しているだけで 

「安かろう悪かろう」で良い人には、関係のない情報ですしね。
 

自然栽培や有機栽培は「土壌環境を育てていく」のに手間暇がかかり

そのプロセス自体が「病気とも共存」していける「健康な状態」を作りだす手法なのだと
思うようになってきましたが

「安かろう悪かろう」で良い人の価値観にあわせて販売するとなると
栽培の苦労とに矛盾がでてきてしまいます。
 

安全な食材を安く買おうと思ったら、世の中ひっくりかえる位の出来事がないと
無理なのだと思います。
 

一方で、食の安全を訴えてずーっと活動されている人がいるって事を
消費者が知るって事も大事なんだと思います。

無農薬や無化学肥料栽培の野菜が具体的にどうメリットがあるのか?
おもしろい記事があったので、次回に紹介したいと思いマス。