どうなる? 医薬品のネット販売規制

2019年9月23日

http://www.kenko.com/info/notice/otc/public_comment.html?m=9051201

医薬品のネット販売に規制がかけられるのをご存知でしょうか?

厚生労働省の提出した規制は以下の通り。

6月1日以降に第2類医薬品をネットで購入できるのは、以下の二つの条件の
いずれかを満たす人だけに限定する。

・離島にお住まいの方 ( 北海道、本州、四国、九州、沖縄本島以外にお住まい )
・5月31日以前に医薬品を購入された方が、同一店舗で同一医薬品を
継続購入される場合

これらの条件は2年間の期間限定で、2年後にはこれらの方も第2類医薬品の
ネットでの購入を禁止する。

というものです。
つまりこの法律が通ると、ネットでは医薬品を買えなくなる。

大打撃を受けるのはケンコーコムや楽天のようなネット通販サイト。
そこで国民に民意を求め、パブリックコメントにより規制を変えたいと
ケンコーコムさんからのお願いがありました。
 

せっかくなので記事にしてみました。

第2類の医薬品には 「 漢方薬 」 も含まれてます。
例えば薬局と併設した治療院でネット販売を行っている場合  ( 理想的だ!)

わざわざ地方から治療を受けに来た患者さんに漢方薬を出しても
この法律が成立すれば対面販売以外は禁止となるので患者さんはどこか
違う場所で買わなくてはならなくなります。  ( まーおいらには関係ないけど!)

もっと困るのはネット販売を積極的に行っている薬局ですね。
 

しかし、どうしてこんな不便な事を今更おこなう必要が?

「 ネット販売では、安全性が保てない 」 だからだそうです。

国民の安全がなんちゃらかんちゃらと、模範的な回答に聞こえますが
世の中の仕組みをみれば、本当かな?と勘ぐりたくもなります。

なんだか、タバコ販売の 『 タスポ 』 とやり方がそっくり。

タバコ屋さんて確か、半径何百メートルに一軒って決められた法律がある。
タバコ屋の近くにあるコンビニにはタバコが売っていないのはその為だ。

でもタスポが導入されてから町のタバコ屋さんはどんどん廃業に追いやられ
かわりにコンビニ ( 企業 ) は売り上げUP!

しかもタスポシステムの構築から運営までの総費用は800億~900億円
とも言われています。 ( そんな金あるならタバコ値上げするな!)

国と関連企業は万々歳!

今回の 『 ネット医薬品販売規制 』 ・・・ 
なんだかこの匂いがプンプンするな~
なーんて、たんなる妄想ですけど。

日本薬剤師会、ドラッグストア業界、大手薬局グループなどの有力企業や
団体に厚生労働省の天下りを大勢受け入れたのでは ・・・
なんてどっかのサイトでちらほら見たような気も ・・・ あべしっ