柔整師は時代遅れ?

2021年10月4日

目指せ脱サラ整骨院篇
 

こちらの記事は姉妹サイト「接骨院の開業方法」より、過去の投稿を移転し
接骨院の開業までをドキュメンタリーでお届けした内容となっております。

【 社会人学生篇 】

 

いよいよ講義が始まりましたが、各科目の説明と
先生の自己紹介等で1週間が過ぎました。

ある授業では柔道整復師の歴史から " 現在の状況 " をざっと説明して頂く事があり
殺法・活法の時代から戦後の柔整師の立場、近年の法改正による資格取得の話まで。

その中で、「 最近の接骨院では保険の不正請求による柔整師の信頼が落ちている 」 
という話があり、先生の見解では 

社会では柔整師の役目は既に終わっているという話。

これから、柔整師を志す君たちには申し訳ないがと前置きはありましたが

学校のパンフレットって ・・・ いんちき? 詐欺ですか?
 

【 君達に申し訳ないが・・・? 】 あまりに軽率でちょっと驚きました。
 

また、どうしてそうなのかというと、古来より柔整師は医者のいない田舎等で
脱臼や捻挫、骨折があったときに治療する事ができ重宝されていたが

どの地方都市に行っても医者がいる現在

骨折・脱臼・捻挫が起きた場合には、整形外科に行くほうが
確実に治療してもらえるからだ! という事だそうです。
 

また、不正請求による信頼の低下により、国が今後行って行く可能性として
医療資格としての柔整師の国家資格の認定をはく奪することは無いと思うが

保険の適用をはく奪されることだって考えて
柔整師になっていかねばならないという事も話されました。
 

こうやって、日記を書くにあたり、そして接骨院で働いてみてわかる事は
柔整師の業界は " 前途多難 " だという事です。
 

少し、古いニュースですがこんな特集がありました。
 

いかにして接骨院を " 経営 " するか

 

「 患者さんの回転率を上げる事 」に注視するあまり、治っているはずなのに
違う部位で続けて通院させる事が大事だと研修生に教えたり

長期通院で保険の金額が変わっても帳尻合わせした領収書を作成したりと
専門学校に入る前から少しディープな接骨院の裏側を見てしまったので

先生の言っていた、「 柔整師の役目が終わった 」という言葉・・・

つまり、柔整師としての " ニーズ " はただ柔整師だという事では
これからは " 生まれない " ・・・ そう思いました。
 

仮に保険が適応できなくなっても、自費でもいいから確実に治してくれ!
そういう患者さんを相手にできる術や、肩凝り腰痛の痛みを確実に取り除きますとか

そういったプラスアルファーの技術。 自分ないし少数の人間にしかできないようなスキルが
ないとやっていけないのが現実なのかもしれません。
 

まだ、人体の最小単位は細胞だという所しか学んでいませんが

先生が話してくれた 「 君たちには申し訳ないという前置き・・・ 」 

生徒を思いやっての言葉かもしれませんが、これでは学校の存在意義じたい
” 既に終わっている ” 。

きっと、そこに気づく人だけが最短で良い答えを見いだせるのでしょう。