慢性の痛みとは ” 改善してもおかしくない時期にまだ痛みが残っている ”
そんな状態だと 前回 説明しました。
でもなんで ” 改善してもおかしくない時期にまだ痛みが残っているのでしょうか? “
痛みには ① 組織の修復を促進させる作用と、② 痛みを出して動かないように警告
している役割があるものの、当然、組織の修復が完了すれば痛みもなくなるはず!
・・・でもなんで痛みが残るの?
それには、『 反射 』 という体のメカニズムが関与しているようです。
『 反射 』 は慢性の痛みだけでなく ” 凝り ” とも深~い関係にある。
正確には “ 筋肉などの軟部組織破壊に伴った反射 ” とでも言いましょうか・・・
・・・反射?って
私達の体は、意識をしなくても体が勝手に反応してしまう生理現象がいくつかあります。
例えば有名なのが 「 * 膝蓋腱反射 」。 ( 膝下を叩くと下肢がピクッと持ち上がる )
このような現象を一般に 「 反射 」 と言います。
これ以外にも、熱湯を気づかず触わってしまったり、ドアに手を挟んでしまった時など
“ 瞬間的に手を引っ込めます ” これも逃避行動と言われる反射で
身の危険を守るためにも無くてはならない必要な反応です。
この反射というのは、頭 ( 思考活動 ) で考えたりはしてません。 体が勝手に
反応してしまうのです。 すなわち “ 反射が起きたら筋肉は縮む ”
唯それだけ。 いたってシンプルなシステムです。
これは一刻も早く動く必要性があるからで、『 脳を介さずに 』 このような機序が働くと
されています。 一瞬の対処が必要な時に、考えて行動してたら手遅れだからでしょう。
また反射の場合には、神経情報の伝わり方が “ 通常とは異なったルート “ で
筋肉を収縮させています。
通常は、 「 痛みの情報は脊髄を通って脳に伝わります 」 そう説明しました。
( 図・上 ) a の感覚神経は脳に向かって矢印が伸びていますね。
しかし反射が起こる場合 ( 図・下 ) というのは、情報はすぐ脊髄内で折り返され
感覚神経 a から b の運動神経 に最短ルートで伝わって筋肉を収縮させます。
一刻も早く反応するための工夫でしょうか・・・。
これは体にとって必要な反応で、非常に良くできたメカニズムなのですが
実はこのメカニズムゆえに、慢性の凝りや痛みを引き起こしている
可能性もあるようです。
当然反射は、” 意識でコントロールできませんから ” 反射によって形勢された
慢性の凝りや痛みというのは非常に厄介な問題となる。
いまいちピンとこないと思いますので、少しづつ、順を追って説明していきますね。
次回は どう反射が影響するか もっと掘下げてみたいと思います。
10月 31st, 2009
③ 慢性痛や凝りの要因
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