Anarchy in the Oriental Medicine 3
『 不条理な世の中の仕組み 』を、とあるきっかけで知った驚き。
加速する日本経済危機 ・・・ そんな渦中で業界の展望をアナーキーな視点で
観ることが自分を守る術になると思ったおいら。
前回 のあらすじは こちら
専門学校の乱立も、もしかしたら意図的な治療業界バブルなのか?
ゆらぐ健康保険問題の中、柔道整復業界の保険不正請求問題が取り正されていた。
朝日放送のムーブから始まった接骨院の不正請求問題。
『 接骨院の不正請求問題 ~ 目を覚ませ!日本柔道整復師会 (前編) 』
『 接骨院の不正請求問題 ~ 目を覚ませ!日本柔道整復師会(後編) 』
おっと、またしても都合の悪い動画は削除されてしまいました。
たしかに不正請求はよくないですよね。
税金の無駄使い!と怒る人も沢山でてくるでしょう。
そして、ほとんどの方が知らない事ですが、接骨院は
「 骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷 ( 肉離れ ) 」のみ健康保険を適用する事ができ
これ以外の疾患( 慢性の腰痛・関節痛・肩凝りマッサージ )などは、柔道整復師は
施術をしてはいけない事になっている。この事実にほとんどの方は驚くと思います。
しかし、柔道整復の歴史をひも解いてみれば西洋を万能とする医療制度改革が行われる前までは
鍼灸・あんまと同じように「自国の伝統医療」として発展し存在していたものであった。
ここでも敗戦による西洋化の犠牲がみてとれる。
実際、骨折・脱臼で接骨院に行く人は今は少ないだろうし
まっとうな業務 ( 適応疾患のみ ) で生活できている柔道整復師って
どれくらいいるのかと勘ぐりたくもなります。
が!しかし
極めつけの動画が、不正請求の責任は柔道整復師だけではない
国民の意識も必要と訴える 『 厚生省監修・接骨院の選び方 』という
( ※ この動画も削除されている )
スタンスに、そうなんかなー?と気づく人や思う人もいるでしょうし
結局悪いのは、柔道整復師と国民というスタンスに話が摩り替えられていきます。
政府のずさんな体制という背景までは、この番組でも究明しようとはしないし
不条理な世の中の仕組みに気づいたおいらは、どうも裏を読んでしまいますね。
国民健康保険という甘い誘惑に踊らされる、柔道整復師。
それに便乗した学校ビジネスと業界。まだ増え続ける不正請求。
はじけたバブル経済とどこか似ている。
いったいどんなシナリオを用意しているのだろうか?
犠牲になる者はいつだって私たち家畜です。 これを忘れちゃいけない。
そして無知ほど怖いものはない。
次回 ・・・ 『 馬鹿を育てる教育? 』 に続く
『 無秩序な東洋医学 』
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