大腸液虧

2019年10月6日

大腸液虧証は、津液が不足し大腸を潤せなくなって起きた証候。
陰虚体質あるいは久病により陰を傷付けた、あるいは熱病後期で津が回復していない
あるいは出産で出血が多すぎたなどの原因により発生。
 

臨床症状

大便が秘結 ( 便秘 ) し乾燥して排便困難。
何日に一回しか排便せず、口乾して咽燥 ( 咽がイガイガする )。
口臭や頭暈などの症状を伴ったりする。
 

考察

津液が不足し腸が潤いを失ったため、糞便が乾燥して固まり ( 乾結 )、排便し辛い。
臨床に多い常習性便秘は、大部分が津液不足で起きている。
体内で陰が傷付き口や咽が潤いを失い、口乾や咽燥。
大便が何日も出ないので、濁気が下から排泄されずに上逆すれば口臭となったり頭暈。
陰が傷付けば陽が亢進するので、舌が紅くて津が少ない。
津が少なくて脈道を充たせないため、脈が細渋。

治療原則 : 【 滋陰潤腸 】

【 舌脈 】   舌紅少津・苔黄燥 / 脈細渋
【 処方穴 】  肺兪・曲池・孔最・腎兪・天枢・足三里・上巨虚・太谿・然谷

久しく更新してなかった臓腑弁証。
まだ腎が残ってるし、今年中に終えるのは無理そう。

というか、頭にインプットしきれないのが最大の悩み ・・・
 

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