アスクレーピオスの杖

2021年10月4日

目指せ脱サラ整骨院篇
 

こちらの記事は姉妹サイト「接骨院の開業方法」より、過去の投稿を移転し
接骨院の開業までをドキュメンタリーでお届けした内容となっております。

【 社会人学生篇 】

 
1年生の間は基礎を覚えるために “ 暗記することがたくさん ” ある。
そう聞いていましたが、結構なボリュームです。

人体の構造を知るのが 「 解剖学 」 で、人体の働きを知るのが 「 生理学 」。

医学の歴史を紐解けば、紀元前の呪術からヒポクラテスが医学という分類を作り
近年では、健康ということの定義について作られた 「 公衆衛生学 」 もあります。

人体という一つの課題に対して ” 様々な方向性から学んでいかなければならない ”
そう思うようになってきました。

余談ですが、歴史の授業で古代ギリシャ医学についての概要の中に出てくる

『 医神アスクレーピオス 』

アスクレーピオス

彼は1匹の蛇が巻かれた杖を持っていたそうですが
その伯父であるヘルメスも2匹の蛇が絡みついた杖を
持っていたそうな。

ちなみにヘルメスは 詐欺・ギャンブル 等の神様
だそうです。 ( * 旅人、泥棒、商業、羊飼いの守護神 * )

アスクレピウスの杖は医療関係の紋章に使われています。
有名なところではWHOの紋章でしょうか。

そして、なぜか、アメリカ陸軍軍医では2匹の蛇が
施された紋章が使われています。
 

ヘルメスの杖

これでは、ヘルメスの杖になってしまい
詐欺・ギャンブルの紋章では?

この杖は、富の象徴であり商業における交渉を
司るようでヘルメス神は知恵者として知られますが
なんかずる賢さを感じる側面がある。

いずれにせよ、物事を好転させる機転のある人
と言う意味で
この杖を「商業の象徴、商人の知恵の象徴」
とするらしい。

意図的なのか間違って使っているのか ・・・

まぁ、小話までに。

さて、歴史で習う医学の父ヒポクラテス。
 

現代医学の中でもジュネーブ宣言に引用されたヒポクラテスの誓い
 

1, 全生涯を人道のために捧げる
2, 人道的立場にのっとり医を実践する
3, 受胎の時から人命を最大限に尊重する
4, 患者の健康を第一に考慮する
5, 患者の秘密を厳守する
6, 患者に対して差別、偏見しない

柔整師は医師ではないですが、医療に携わる者として医の倫理に対する誓いというものを
自覚しておく必要があると思いましたので、備忘録としてここに記載してみました。

患者さんに対して、柔整師としてどんな立場で臨めば良いのか?
この誓いは、院に飾っておいても良いくらい必要だと思ったので書いてみました。