畑水没!・・・涙のつぶだけたくましく。
GW直前の出来事だった。
早朝バイクで畑に向かうと水路に「 水の流れる音 」と気配・・・
この日はたまたま水汲みポンプがある道から畑へと
向かったのですが、ここらの水田はそろそろ「 田植え 」の時期です。
虫の知らせ …否、そろそろ水が入るのかな?と予測していたが
到着してみると畑が水浸しになっていました。
呆然とした。
昨日まで作業していたのに、景色がまるで違いました。
元々水田だった処です。
いづれは水が入る事はわかっていたつもりだが
昨年の11月より「開墾」をはじめ、まだ年間を通じての水田事情には不慣れ。
というか、どこかリアリティーに欠けていました。
現状を観て「 一瞬で全てが終わった 」かもと脳裏をよこぎりました。
わからないなりにも、土を掘り返し土を砕いて盛った畑…
親切な方々に意見を貰い手伝ってくれた方々もいます。
そして環境を与えてくれた事への感謝、前向きに物事を進められる
パートナーとの未来・・・。
まじで一瞬焦ったが、こういうタイミングで口ずさみたくなる歌が
あしたのジョー「 美しき狼達~ 」だ。
♪ 足を挫けば膝で這い 指を挫けば肘で這い~
♪ 涙の粒だけたくましく 傷ついてしなやかに~
どうのりこえるか? そこが重要ですね!
まだまだ燃え尽きちゃいませんけど、何かをはじめる時って
はなから物事巧くいく時もあれば、そうでない事も多々あります。
初めての事なんだから、学ぶしかない!
まして自然が相手だし、「 自分は何をたわけた 」イメージを抱いていたのか・・・・
例えばこれが治療の世界であったならば、まだ技術もなく知恵もない初学者であって
淡い期待を抱きながらも現実とのギャップを感じる時期だろうし、ひたすら学ぶ事しかない。
そして、「 自然も人間の身体 」も、施工者がコントロールしようと思うほど
なかなか思い通りには行かないし、むしろ医学の弊害っていうのは
そんな処にもあると思うのですが、自然にできるだけ任せつつも
身勝手な答えを得たいと思うのが、農業だったり東洋医学だったり
人間のエゴだったりするのかな … と随分前から思うようになりました。
又、何か新しいチャレンジっていうのはそういう「 淡い期待 」が楽しかったりもします。
たしかに開墾作業を振り返れば、準備が行き届いていないと言えばその通りなのですが
僕が水田のスケジュールにまで気を張れなかったのは
まさにリアリティーが欠けるからで
今の時代、ネット検索で色々調べられますけれど
本人がその段階の気づきを得ていなければ、何の役にも立ちませんね!
そして今回思ったのが、切羽詰った状況というのは
自分の頭で考え行動する良い機会なのだなと!
忙しい・・・時間がないとか関係なく、滅茶苦茶「 頭が働く 」ようになる。
答えのわからない状況で、我武者羅にもがく事の大切さ。
行動を起こせば「 何が問題 」なのかすぐ明確になるし、改善作を検討するなら
ネットの知恵も役立つだろうしです。
でも一番大切なのはその時浮かんだ「 自分なりのアイデア 」と
重要な事は「 出来ない事はできない 」と思う「 わりきり 」なのかも。
そして、トライ&エラー → 結果。
きっとそれが経験なんだと思います。
♪ 涙の粒だけたくましく 傷ついてしなやかに~
なんて一番の歌詞がありましたけど、僕がもっと好きなのは二番の歌詞。
♪ あいつには涙も見せられる。
♪ 時に厳しく見つめ合い 時に優しくいたわって
♪ 同じ夢を追い 北風に立ち向かう~
あいつには涙も見せられる 孤独な背を向けても包んでくれる。
僕はめんどくさい事が大嫌いというか、最近はスタンドアローンがとても楽なので
自分が困った時に「あの人も頑張っているな!」と思える存在や人付きあいがあると
とても心地よいです。
だから僕も頑張ろうって思えるのかもしれませんね。
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