腰下肢痛勉強会 その11
勉強会も残すところあと1回です。
今回で鑑別診断のポイントと理解を深める為のテキスト講義を終えました。
教材は手作りの代物なので、新しい情報があれば追記し
わかりずらい部分の表現を変えたり随時アップデートを加えています。
今日は常識をちょっとだけ疑ってみませんか? という話 ・・・
それは
【 ヘルニアにともなう " 座骨神経痛様症状 " 】
これって一般的には、常識のように思われている節が未だあるようですが
皆さんはどう思われます?
試しにグーグル検索してみると、「 ヘルニア 坐骨神経痛 」で、現時点で 902000件 もヒットします。
そして西洋医学は東洋医療と比べる際、良く科学的・エビデンスに基づいてと例えられますが
どうやら、そうではない場合もあるのではないでしょうか?
【 ヘルニア神話 】 知りたがりやのUNITEと偉い人。
そんな常識もわからんのかね? 君は ・・・
生理学で習ったろうに!
読んで字の如く、運動神経は筋肉を動かす。感覚神経は痛みや温度など ・・・
伝達の方向性としては、遠心性と求心性の違いとも言えるな。
総腓骨神経と脛骨神経あわさっての坐骨神経。
運動・知覚を含んでおるの。
ふーん。 ん? ねえねえ偉い人!
痛みを感じる神経は感覚神経だっけ?
じゃあ、ヘルニアが神経根を圧迫すると
どうして下肢へ向かって痛みが出るの?
ちゃん、ちゃん。!
【 求心性 = 末梢より中枢へ 遠心性 = 中枢から末梢へ 】
この例に限っては、エビデンスというよりは ” カニでんす!"
痛覚は抹消のレセプターで感知され、上行性( 求心性 )に伝わり脳で統合されます。
運動障害や麻痺、痺れなら遠心性にと話もわかりますが
ヘルニアで神経が圧迫されて、何故下方へ痛みが伝わるかは説明がつきません。
これが世に言う 「 ヘルニア神話! 」そう勝手に命名しました。
もちろん、手術が必要なヘルニアだって当然あるでしょう。
但し、なんでもかんでもヘルニアっぽいでは困りますよね。
マドンナの Like a Virgin はグッときましたが、Like a hernia ではナンセンス。
それと、知覚・筋力テストもしないで SLR陽性 だから
ヘルニアを警戒、もしくはそう説明されたと患者さんから聞く事もあります。
お医者さんの画像診断なんかでも、もしかしたら同じ様な事が言えるの
” かも ” しれませんが、具体例を出すと怖いので書きません。
興味ある方は、” 加茂 ” 整形外科さんを参考に!
UNITEの勉強会では、こうした情報をシェアしながら
腰下肢痛の治療法を模索しています。
参加頂いている先生の一人が、ヘルニアなどの病名 ( 症名 ) に振り回されると
なんとかしてあげたくても、怖くて手を出しづらかったが
理解してしまえば、施術して正解だったと確信がもてたと言って下さった。
淀んだ海に潜るのは、視界も悪く不安と恐怖を感じますが
澄んで透明な海なら恐くはありません。
ついでにサザエも取り放題!
鑑別診断て、これと一緒じゃないだろうか?
はい。 ここで宣伝入りまーす。
~ 勉強会のおしらせ。 ~
11月から第2期の勉強会をスタートさせる
つもりでしたが、以前申し込みのあった先生方に確認を
とってみたところ
現在、京都の先生一人となってしまいました。
わざわざ京都から埼玉まで通って下さると言うので
なんとかして開催したく思っています。
経費の都合上、2名からのスタート・・・
どなたか我々のヒーローになってくれませんか?
参加の表明お待ちしています。
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