覚えてます? 肩甲骨の動き
整骨院の開業 blog から 「 人体の名称 ・・・ 微妙な違い 」 という
学生さんらしい記事。
たしかに矢状面や前額面など … 専門用語の雨あられ。
人体の見方 ( 名称 ) って、馴染みのない言葉でした。
そこにインスパイアされ、筋や骨の作用で使われる
「 内転・外転・屈曲・伸展、回旋 」などの作用と名称を…
そのなかで言葉 ( 名称 ) としてイメージしずらかった 「 肩甲骨の動き 」 を
Poser のアニメーションで作ってみた。
【 肩甲骨の作用と関わる筋 】
外転と前進 | 「 前鋸筋 / 小胸筋 / 僧帽筋上部繊維 ( 下降部 ) 」 |
---|---|
内転と後退 | 「 菱形筋 / 僧帽筋 」 |
下制 | 「 小胸筋 / 僧帽筋下部繊維 ( 上向部 ) 」 |
挙上 | 「 肩甲挙筋 / 僧帽筋上部繊維 ( 下降部 ) 」 |
上方回旋 | 「 前鋸筋 / 僧帽筋上部繊維 ( 下降部 ) 」 |
下方回旋 | 「 肩甲挙筋 / 菱形筋 / 小胸筋 / 僧帽筋下部繊維 ( 上向部 ) 」 |
動きのベクトルに関しては、こちらのHPが詳細に解説して下さってます。 Olivia’s Room
肩甲骨のトリビアとしても参考になりますよ!
■ 肩甲骨とは
■ 筋肉と ‘ 力の矢印 ’ ( ベクトル )
また、最近個人的に着目しているのが 【 前鋸筋の筋連結 】
この筋は肩甲骨の動作に関わるのはもちろんですが、肩甲挙筋や小・大菱形筋・
外腹斜筋とも連結していて、深い吸気の際に関与しています。
良くバストアップやカップの左右差を、肋骨を使って調整するという手技がありますが
この筋も調整したらより効果的でしょうし、呼吸器系を整えるのにも良いと思う。
そして特筆すべきは、肩甲骨の前面に付着しながらも上角付近で触れられること。
このことはあまり知られていないように思います。
肩甲骨上角付近部で触れる親指大のコリコリ。 あれは前鋸筋かもよ ・・・。
この事を知っていれば、肩甲骨上部から鍼でアプローチできるかもしれません!
“ 前鋸筋刺鍼 " として公開したら流行るでしょうかね?
しかし、長胸神経は頚部C5の運動性支配なので、どちらにしても
頚部や絞扼部位を緩めたほうが無難で安全だろうな・・・。
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