肝風内動 ③ 血虚生風
血虚のため筋脈が養えず、疏泄が衰えて肝風を誘発した証。
急性・慢性の出血多量、久病からくる血虚からも起こる。
臨床症状
・ 手足の顫動・筋肉の引き攣り・関節拘急不利 ( 関節が動かしずらい )
・ 肢体の感覚麻痺
・ 眩暈耳鳴り・顔色白く艶ない・爪色悪く脆い
考察
肝血が不足すれば頭面を栄養できず、眩暈や耳鳴りがし
顔色も白く艶がない。 爪が栄養されなければ干からびて脆く薄くなる。
肝は筋も管理し、血虚では筋脈が栄養されず引き攣って感覚も
鈍くなる。 肢体の麻痺・関節拘急不利・手足の顫動・筋肉の跳動など
虚風内動の症状。
風が生じると燥をうみやすく、皮膚が乾燥しやすい。
治療原則 : 【 滋補肝血熄風 】
【 舌脈 】 舌淡・苔白 / 脈細
【 処方穴 】 風池・太衝 / 隔兪・肝兪・三陰交
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