東洋医学での心・小腸の捉え方

臓象 心・小腸

心臓は生命活動の中心


脈管系のネットワークにより、全身に血液を供給させて過不足の無いように働く作用。
これを 「 心主血脈 」 と言います。

血脈のバランスが崩れると ・・・

● 顔面蒼白 ● 動悸息切れ ● 物忘れ ● 不眠 ● 脈波の異常

などの症状が!


ここで気になるのが、「 物忘れ 」 や 「 不眠 」。

「 意識・精神活動の管理 」  において、心臓が関っています。


現代医学や中医学において、意識活動に携わるのは 「 脳 」 だとされていますが
血液が供給されなければ、脳も活動できません。

だから

意識の大本は血 ( 心 )  にあると、東洋医学は考えた。

【 心は神 ( 意識 ) を蔵す 】 奥の深い考察ですね。


神志のバランスが崩れると ・・・

● 不眠 ● 睡眠中夢ばかりみる ● 物忘れが多い ● 精神錯乱 ● 意識障害

などの症状があらわれます。



舌は心の鏡 ⇒ 色艶で気血の状態を伺える。


舌の状態で血液の循環が良い状態にあるか? すなわち心臓、脈管の働きに
異常がないかを伺うことができます。

また、心臓神志の障害は ” 言葉や味覚異常 ” となって反映されます。

バランスが崩れると ・・・

● 舌にデキモノ ● 舌の色艶に変化 ( 紅 ~ 紫 )

などの症状があらわれます。



顔 も、心 ( 神志 ) の状態を良く現している。

バランスが崩れると ・・・

● 顔色の変化 ( 赤・白・黒など ) ● 無気力 ● 目力 ● 無表情

このように、東洋医学では人の顔の色艶、表情、舌の状態を診て
体の状態を判断するための重要な材料としています。



「 心臓 」 と 「 腎臓 」 の深いかかわり!

心と腎は互いのバランスを補完しあう深い関係にあり
心は陽 (火) 腎は陰 (水) の相反する性質を持っています。

心は腎 (水) を温め、腎は心 (火) を冷やし、どちらかに
偏ってしまわないようお互いにバランスをとっています。
ひとつの臓腑は他の臓腑にも影響する 東洋医学らしい考え方ですね。



小腸の働き


胃が大雑把に消化した飲食物を受け取り、時間をかけて消化吸収して
栄養分の元とする。 これを 「 受盛化物 」 と言います。

そして水分を吸収し、取り込んだ栄養と残った不要物 ( 濁 ) を分け大腸に送る。
これを  「 泌別清濁 」  と言います。


小腸のバランスが崩れると

● 下痢 ● 尿が赤い ● お腹の張り

などのサインがあらわれます。

また、心は小腸と  ” 経脈 “ で連携するので心熱が小腸の病変となって
現れることもあるのだとか!


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  3 comments for “東洋医学での心・小腸の捉え方

  1. 2017年1月8日 at 10:03 AM

    よくまとまっていてとても分かりやすいです。
    基本をしっかり勉強し直したいと思います。
    どうもありがとう(^^)

  2. 2017年1月8日 at 9:14 PM

    体系的に整理してくれてどうもありがとうございます。

    【 心は神 ( 意識 ) を蔵す 】
    との解釈ですが(厚かましく差し出がましくすみません)、心臓は気血の統制者としての神で、意識は神を含みますので『神=意識』は少し範囲が広すぎるように思いました。
    意識は五行全てを含むのかな、と。
    強いて言えば、腎が脳脊髄を司りますから、その意味では意識に近いかなとか、肝胆は意志の統率者ですから、能動的にはこちらかなとかと個人的に思いました。

    頭で積み木遊びばかりをして、自分をおろそかにしてしまいがちです。万年冷え症と対話中です。

    先生もお体ご自愛を
    それでは

    • 2017年1月8日 at 9:24 PM

      ☆補足

      『神=意識』は私もその通りだと思いますが、ここで言う心=神は少しオーバーかなと。昔の人はアバウトでいいですねー

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