経穴ふしぎ発見! 「 inner meridians 」

2016年8月31日

鉄人腧穴鍼灸図経

経絡は、古代中国で考えられたとされている

「 気血栄衛 」 が運行する 「 通路 」 のこと。

経絡 = 経脈 ( 上下 ) + 絡脈 ( 左右 ) を繋ぎ 
全身にくまなく分布していると、鍼灸師は教わります。

また、古典には 「 臓腑に内属し、" 支節 " に外絡する 」 とあるように
内臓と外部の体表は経絡で繋がっているという認識がある。

※ " 支節 " とは穴位 ( ツボの位置のこと )

経絡にはいくつかのルートがあるのですが、鍼灸学校では

「 十二経絡 」「 奇経八脈 」 を覚えるのが精一杯なので
「 十二経別 」 や 「 経筋 」 「 皮部 」 などは

知りたかったら後でてきとうに覚えてね! といった感じだろうか …

経絡系統

「 経絡系統図 」

つまり、一般的な経絡と言えば 「 十二経脈 」 ってことになるでしょう。

そして、本から引用すれば 「 経絡 」 は単一同型の流れではなく
太く、細く、または 凸凹 したりしながら、内と外を結ぶように

流れに沿って人体を走行しているとあります。

経絡と経穴

引用 図説東洋医学 基礎編 より

経絡図はその走行を全身に表したマップですね。

経絡と臓腑のつながり

個別の経絡走行が描かれた図には、体内のルートが臓腑と
結ばれている様子がみてとれます。
 
しかし、如何せん二次元で描かれているので
どの位の深さや太さで走行しているのか?

全く検討がつきません。  

今や貞子でさえ3Dになっている時代にです。

これは経絡のルート全てに言えることですが
昔から経絡が、「 見える・感じる / 見えない・感じない 」 と

論議されているにも関わらず、この基本的な経絡ルートは
平面図から全く進化していない!

これは何故だろうか?

一方、経絡が外界と通じているツボ ( 経穴 ) は

経絡の 「 門戸 」 として、体内の臓腑の変調が現れたり
反応する部位なので、その事を逆手にとって

経穴( ツボ )に施術することで、外から変調を調整したり
反応を期待するのが、鍼灸や按摩のシンプルな考え方。

これは 「 体表 - 内臓反射 」 その他、もろもろ反射として
経絡を実感できない派にとっても、生理学的拠り所になるところですが

経絡で気になるのが、「 気血栄衛 」 が運行するとされる

「 通路 」 を調整するという考え方です。

例えば " 気を整える " 補 / 瀉 、行気、経絡を整えるなど …

ツボに刺入したり、刺激を与えることで
どのようにして 「 経絡の通路 」 は、調整されるのだろうか?

一般的な回答と、オラの疑問 

「 刺鍼のポイントは、気が至って有効 」

鍼ではそう言われてますので、響いた、重だるいなど
なにかしらの 「 感覚の伝導現象 」 を重視することになりますが

刺入部位である、「 ツボ 」 の奥行きって
ファジーな印象がたまらなくあって、不思議じゃありませんか?

これは是非、ツボが大好き!ツボにこだわるとかいう鍼灸師さんにお伺いしたいことだが

というのも、刺入で 「 筋肉を対象 」 とした場合、ある程度の深さに位置する
筋へ針を届かせるには、何層もの筋を貫くことになりますし

インナーマッスルの代名詞である 「 大腰筋 」 などは
表層の腰背筋膜や腰腸肋筋などを貫くわけですから

目的の筋まで鍼を届かせたいと思っても
患者さんによっては表層の筋膜や層で " うー " と響いてしまう事が多々あります。

「 これは、気は至っているかもしれませんが、狙っている深度には達していません。 」

それでも無理をして針を進めれば、ズシーンと響くような感覚が再び訪れますが
患者さんに憎まれたり、嫌がられるのを避ける場合などは

刺してみた相手の反応を伺って、方法を変える必要もあります。

効果を望まれてる一方、響くのは怖い。  というのが鍼のデメリットでもありますね。

ツボに刺さなくても良いなら ピソマ など、使ったほうがよっぽど効率的です …

また、経絡が通路と言われると、どうしてもチューブのようなイメージをしたくなるが

「 経絡を " ツボ " で調整している 」 という感覚で物言う鍼灸師さんは

通路 ( 経絡 ) について、どのようなイメージや認識を持っているのでしょうか?

例えば、「 肩中兪 」 という 「 経穴 」 がありますが
深さによって、僧帽筋、小菱形筋、上後鋸筋、板状筋、半棘筋と奥行きがあり

この立体構造の ’ ある深さ ' に、「 小腸経脈 」 が流れているという
考えかたなのだろうか …
 

肩中兪

僧帽筋 頭板状筋 頭半棘筋

稚拙で幼稚な質問かもしれませんが
学生さんなら初学の段階で尚更疑問に感じるところだと思うので、記事にしてみました。

立体構造で考えた場合

もしもある深度に 「 経脈 」 が流れているとするならば

体表のどこからでも、その経脈に向けて刺入すればヒットするはずです。
そうなるとツボの位置って関係なくなっちゃう気がするのですが

それともやっぱり、「 門戸 」 としてのツボに重要性があるのか?

皆さんはどのようにお考えなのでしょう …

貞子としては、ちょっと3Dの認識がかけている気がしてなりません。

経絡が見えたり感じたりする鍼灸師さんのご意見お待ちしております。

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