腰痛されど腰痛 ①

lowbackpain


慢性の腰痛もちで、たびたびぎっくり腰を起こす患者さん。
今回は座っていて、クシャミをきっかけに腰が曲がらなくなったとのこと。

動態テストでは、後屈よりも前屈で著名に腰仙部の痛みが出る。
膝を曲げながら、なんとか上体を前に屈ませるという感じ。

痛みの部位を確認してもらうと、腰仙部の中央が痛むそうだが
左側屈や少し前屈みにさせて捻ると、右腸骨稜のほうにも痛みが出た。
左右の回旋・右側屈では中央付近の痛み。

下肢などには放散痛もない。

年明けに扁桃炎を罹ったそうで、そこから蓄膿になり現在抗生物質を服用中。

問診すると、ぎっくりになる数週間前からわき腹に張った感覚があり
味覚が変だった覚えがあることや、耳鳴りもあることから中医的には
肝胆湿熱の分類になると思われる。

体力の低下を考慮せず、ひたすら筋を弛める鍼を行った所、いつもと違ったのは
治療が終わってから数時間後に余計酷くなり、翌日ベッドから動けないとメール。


鍼正


ん? 今回は大腰筋もそんなに関係なさそうだし、起立筋や中殿筋も緩んだ。
手技でハムストも弛めたし、鍼を刺した本数もいつもとそんな変らない。
緩むまで置鍼もたっぷりした ・・・ 何でだ?

腰痛で厄介なのは、首とか肩とかと違って歩けなくなるほど動作に制限がでる所。

ドーゼのせいにするのは嫌だが、もう1日明けた状態を見たいので待ってもらう。
これは、2日後位からかなり回復するパターンが多いように思うからです。

しかし、今回はまだまだ体が曲がったままで、とてもじゃないが
はい。これで終わりですと言えたレベルではない ・・・

再び出向くと、治療前より腰仙部に著明に彎曲が目立つ。
しかも左多裂筋、腰椎棘突起近傍や仙骨上に ” 4センチ位のゴッツイ ”
繊維状の硬結 ・・・。  おそらくこいつが原因だと思う。

周りが緩んだことで、やっかいな真犯人が現れてきた。

なんか最近良くあるパターンなんですが、症状の重い腰痛の方って
防御壁のように筋が何層にも凝り固まってて、それらを弛めた後に
強烈な深部の硬結にたどり着く事が多い。

それに疼痛回避の短縮痛やエンテソパチーによる伸張痛も両方あるように思うし
パズルを解くように弛めていくので、どうしても治療時間がかかってしまう。

ぎっくり腰が、どっかのツボ数穴で簡単に改善したなんて記事をみかけますが
そんな上手く行ったら良いなと羨ましく思えます。

それに治療院なら、時間の壁もある。

知り合いの先生などに聞いても、症状の重い患者さんは3時間位
かけてしまう事もあると言いますし、特に整骨院では

どうやって対応しているのだろうか?

この日は、翌日仕事だというのでリスクを優先して、鍼で攻めなかった。

もし、また体がおもくなって活動するのに支障がでたら、回復への道だとしても
患者さんは悪くなったと思うのが真理ですから ・・・。

患者さんの要求するレベルと、こちらの治療経過をしっかり説明できることが
大事ですね。 

この日は手技で調整し、動きを出すように対応。
こういう場合、手技が本当に役立つと感じます。

さきほどかなり良くなったと連絡が入ったので、次回核心部に迫る。





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