経絡考「海流からイメージする気の流れ」
経絡っていったい何じゃ?
鍼灸師として、あまりに言ってはならない発言 …
だって、ほんとうにわからないのですもの。 O(≧∇≦)O イエイ!!
《 生命活動の源 “ 気 ” 》
東洋医学では生命活動の源となるエネルギーを “ 気 ” と称し
全身の組織にエネルギーを供給するのに、身体には経絡と呼ばれる
“ 気 " の流れるルートがあるとされています。
“ 気 ” が順調にめぐっていれば健康で “ 気 ” がとどこおると
病気になるとされ、この気の流れを整えることが東洋医学では治療の基本です。
しかし、自分には見えないしハッキリ感じる( 認識 ) 事もない。
今までもキム・ボンハン学説など、血管系・神経系とは別の解剖組織学的な存在だとか
経絡敏感人など、未だ物議を醸しだすことの多い経絡ですが
これといった答えはなく、いっそこのままミステリアスな方が都合が良いのではと
今では大人の都合で経絡とは付き合うようにしています。
「 都合の良い女 … いえ、都合の良い経絡です。 」
そんなロマンチックでアバンチュールな一面を持つ経絡ですが
気血の流れは昔から海や川など水の流れに例えられる事が多い。
「 衝脈任脈皆起於胞中循背裏為経絡之海 」
特に衝脈や任脈は 「 経絡の海 」「 十二経の海 」「 血海 」 など
海にちなんだ例えが多く、古代人がイメージしたエネルギーの流れとは
どんなものだったのか?
学業として経絡を " 習う " と、解剖学的な答えを求めたり
また西洋医学的な追求にしどろもどろしたくもなりますが
概念的にはおもしろい経絡です。
何年か前、「 不都合な真実 」 という映画をみて、アルゴアが一生懸命
「 海洋コンベアベルト 」 の異変をプロパガンダしていたが
そこで海流はメビウスの輪のように繋がっていて、表層の暖かい湾流と
深い所を流れる冷たい深層水が還流しているとのスライドが ・・・
あまりにプレゼン上手だったので見入ってしまった映画だったが
水の中を流れる海流の動きをみて、エネルギーというか
ふと、「 経絡ってこんなイメージか 」 とピンと来た!
ちまたの鍼灸師さんはどんなイメージを持って治療に当たられてます?
鍼灸師にとって経絡とは …
「 不都合な真実ですか? それとも都合の良い真実なのでしょうか? 」
良かったらクリックお願いします♪
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません