腰下肢痛勉強会 その7
「 大腿神経痛 」 と 「 外側大腿皮神経痛 」 を取り扱った7回目の勉強会。
FNS テスト ( Femoral nerve stretch test )で神経根の圧迫が著名と
されています。
しかし、そんなにわかりやすい人より、どこで神経の絞扼が起こりやすく
且つトリガーの関連痛なのかを選別するほうが
現実に即していると思う。
外側大腿皮神経痛に至っては、知覚性なので運動障害も起こりませんし。
ですので会話による問診と解剖の知識がやっぱり大切!
どうも資格を取得すると、解剖とか忘れちゃう傾向があります。
筋の 「 起始 – 停止 」 となれば尚更で、動きもなんとなく
覚えているのが実情かもしれません。
「 今迄どうやって治療してたの?」 … そう思って聞いてみたら
「 診断もそんなにはせずマッサージします! 」 と、より現実的な意見を貰った。
マッサージするにしたって、どこにアプローチするかで効果は異なり
ただ押すより、目的を持って狙えば効果は何倍にだってなる。
大腿四頭筋の拮抗筋 「 半腱・半膜様筋、二頭筋長頭・短頭 」 などを良く
揉みほぐし、それからⅠa抑制に持っていけば、患部の四頭筋を操作せずとも
緩める事ができます。
そうやってなるべく相手に負担を強いないよう、施術を組み立てる。
気遣いというか、工夫のしどころでもありますね。
こちらの先生はもともとPNFを学ばれていたので、更に応用しながら
患者さんに試して効果があったとフィードバックを頂きました。
仕組みさえわかってしまえば、あとはどう使うか自由!
センスの扉を開く鍵って、基礎の解剖や鑑別診断にあるって思いませんか?
「 効率良くロスをいかに減らすか 」
時間さえあれば、いくらだって長く施術するのは簡単。
問題は、患者様・お客様がそれに見合った対価を支払ってくれるかです。
一日に十人単位で施術する整骨院なら、疲れない事も大事ですし
短い時間でより効果を出す事に重きをおきたいですね。
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~ 後日談 ~
飲み屋で隣に座ったシステムエンジニアさん。
話すと天才肌の方らしく、プログラムについて
人から聞かれても
" 何故コードが描けないのか “
その人曰くわからないとの事。
仕組みを理解するってこういう事ではないか! と思ったのであった。
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勉強会レポート。 大腿神経痛 / 外足大腿皮神経痛 http://bit.ly/jY8zGw