SDGs その3 「サスティナブル」キノコの菌床栽培
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称
最近やたら押しつけがましく言われているSDGs
いったい「 何を持続可能にしたいのか? 」未だ良くわかっていないのですが
穿った見方の自分のような末端は
S(Sustainable) D(Deep State) G(Great Reset) s
「 持続可能な支配構造の為のグレートリセット 」を諸々計画して実行する …
どうせそんな感じだなんだろ!と捻くれてみて、ならば自分に何か利になるように
サスティナぶってみようと、勝手にSDGs 第三弾!
今回は、「種菌」以外は全て貰い物やあるもので「持続可能」なキノコ栽培は可能か?
という試みで菌床栽培を試してみます。
栽培後は通常捨てられる棄菌床を「畑の土づくりに再活用」したいエコな循環が目標です!
調べてみると「キノコ栽培キット」などは、今では商品化され沢山あるようですが
東洋医学系の blog でただ紹介しては芸がないので
何故「 活性型ビタミンD 」が多く含まれる「 キノコ 」に着目したか?
この動画をみて頂けると、ご理解できると思います。
キノコは昔から「癌」などになってしまった方が、なんとか復活したいと
健康食品の「アガリスク」等に辿り着くパターンがある食材と思うが
その機序である「何で効くの?」 … が、吉野医師の説明はわかりやすいですね!
ビタミンA = 緑黄色野菜 / ビタミンD = キノコ等
白血球「単球 → 樹状細胞 」は(癌など)の異物を認識 → その情報を基に NK細胞が働く
その他インターフェロンなどの放出。つまり細胞性免疫と液性免疫の両方に
ビタミンA・D が必要な訳なんですが、「単球 → 樹状細胞 」になるには
活性型ビタミンDの前駆体が必要で、「キノコ」には多く含まれている場合があります。
それ +、日光の大切さと、脂溶性ビタミンである A,D の吸収に必要な油へと話は続く訳ですが
興味ある方は 日本の歴史の本質は食である をご参考に!
また、この投稿のカテゴリーは「菜園’s」ですから、健康情報 +「キノコの菌床栽培」
+「畑の土壌改良」に何か活かせないか?と考えている最中
「ゼロエミ式キノコ栽培法」という情報を配信しているページを見つけました。
このページを辿ったきっかけは、「ドリップコーヒーの残渣」を何か活用できないかと
調べていくなかで、「キノコが栽培」できると知った事がきっかけになります!
この「ゼロエミ式キノコ栽培法」はゼロエミッション研究構想のひとつのリンクとして
様々な国で導入されているものらしく、キノコを生業とする専門的な栽培方法ではございません!
という前提で進めて行きます。
自分にとって重要なポイントが、食品廃棄物や野菜残渣などを培地とし
なるべく熱エネルギーを消費せづに、消石灰等で抑菌処理をして、ヒラタケ類等を
粗放的に栽培する環境負荷のかからないキノコ栽培方法との事でした。
なので、ローコストやサバイブ目線の方向けの情報となります。
そもそも「菜園」に取り組むようになって、どーせやるなら「安全な食」を栽培したいと
「土づくり」の事など調べていく最中「炭素循環農法」に良く出くわす事があった。
炭素循環農法とは、「ワラや竹チップなどの炭素資材を適切な割合で土に混ぜる」ことで
炭素と窒素の割合を一定にして土の発酵を促す「化学肥料や農薬」を用いない農業のこと。
土の中の菌や微生物の働きを活発化させ、その炭素資材に「キノコ栽培後の菌床」が
使われる事も多く、一方キノコ農家さんでは「菌床を廃棄」している処もあるらしく
開墾当初、興味あって地域を調べたりしたのですが近くに「キノコ農家」さんはなく
あきらめていました。
しかし!菌床が自分で作れる?と知ると何でも試したくなってきますネ。
さっそく作り方を参考に、材料確保にジモティーで検索すると「オガ粉」の処分に困っている
業者さんを近場でみつける事ができた。 さっそく取りに伺ってきました。
オガ粉といえど、この量は重め~っス …
さて、いよいよ「栽培マニュアル」を読んで「菌床作り」!
時期は、まだ暑さのむせかえる8月末にはじめました。
① 培地準備
② 抑菌・殺菌(石灰処理)
まずオガ粉に栄養体の(糠)と(コーヒー残渣)を混ぜ、ペットボトルに詰めて
消石灰水での浸水工程です。
塩梅が全くわからないのでペットボトルに、栄養体(糠)(コーヒー残渣)の分量を
変えて詰めたものを数本作り、浸水工程3日後に → 水切り。
また細かく言うと、キノコ栽培に適したオガ粉の種類(針葉樹)とか細かさとか
あるらしいのですが、業者さんに聞いても原料はワラナイとの事で
きめ細かさの異なるオガ粉を頂いてきて、まずは(中細)で試してみました。
【 菌床きのこ栽培に使用するおが粉の解説はこちらがわかりやすかった 】
また、ゼロエミ式での殺菌は、厳密には「抑菌」ですので、煮沸などに消費する
エネルギーを使わず消石灰水に漬けるだけなのですが、水切り加減が全く分からず
何となく進めていきました。
作業を8月末に開始して、3日間段ボールの中で保管していましたが、まだ暑かったせいか
コバエが寄ってきたり、臭いもけっこうしました。 (この工程での密閉管理は重要です)
このペットボトルの方法は「水抜き」は楽だが、コバエ対策で以後「改良型」を試す事に・・・
③ 植菌(接種)
雑菌に強いと書かれていた「ヒラタケ」を植菌に選びました。
これまた塩梅がわからず、割りばしで中央に穴をあけ「種菌」を埋め込んでみました。
開封すると既にキノコっぽいのが・・・
ヒラタケの種菌は「キノックス」さんから取り寄せました。
後から試してみた事ですが「種菌」の植え付けは、ペットボトル内のオガ粉に均等に混ぜた方が
雑菌に負けづらく効率も良いかも!
ペットボトルにラップを被せ「空気穴」をあけてダンボールの中(暗所)で保管します。
さて、ヒラタケ菌は繁殖してくれるだろうか?
④ 培養
培地量や培地組成、栽培容器の種類、栽培条件(温度、湿度)により大きく変わります。
通常1ヶ月から2ヶ月半程度で培養は完了するとの事。
この保管中が ※ 曲者で、たまに開封するとコバエが侵入していたりしました。
そこで、違う方法で作った培地を追加し比べてみることに!「 横着改良型 」です。
横着改良型は、別容器内でオガ粉を消石灰水で浸し「適当な水分量(この塩梅がわからい)」で
もみこみんだ後に、栄養体(糠)などを混ぜてからペットボトルに詰め込む方式です。
水切りはできず水分量は一発勝負ですが、保管する際にペットボトルの口に綿などを詰めて
空気穴とし、上に重ねてテープで固定すれば密閉度も高く
且つ虫の侵入に脆弱なラップ方式も要りません。
但しこの方法は雑菌に弱くなる可能性が高くなりそうですね。
⑤ 発生
10月に入って一週目、約4週間後に菌床全体が真っ白くなった(糠+コーヒー残渣 : 左側)と
糠だけ与えて作った菌床(右側)
糸実体がはみ出てます!
植木鉢に赤玉土を敷き植え替えてみました。
少し遅れて「横着型」には糸みたいなのが伸び始め、こちらは植え替えずに様子を観察中。
植え替えた方はわりとすぐに、キノコが栄えてきました!
【 鉢に植え替える方法とその後の管理はこちらを参考にしました 】
暫くすると横着改良型も (>_<) !! ドひゃー 生えてきたー!!
どれだけ収穫できるの?は、これからですけど何はともあれ
菌床作りがわりと簡単にできることがわかって良かった!
まだまだ研究が必要ですけど、まづは美味しく頂こうと思います。
これで、畑にそのまま投入してはいけないとされる「オガ粉(リグニンが分解されづらい)」も
菌類によってリグニンが分解されますし、肥料として再活用する事ができそうです。
コーヒー残渣も糠もオガ粉も無料ですし、なかなかエコな SDGs になったかも♪
チャンチャン♪
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