病って・・・

2019年10月1日

不安神経症

最近、精神薬に関するニュースが目立つようになってきた感がある。

「 鬱百万人 」 陰に新薬?販売高と患者数比例

1月6日3時3分配信 読売新聞  ※ この記事は何故か削除されてまーす!

探してみたら 『 医師の一分 』 さんで取り上げていたので
引用させて頂きました。

以下引用文 - – – – – – – –

うつ病患者が100万人を超え、この10年間で2・4倍に急増している。

不況などの影響はもちろんだが、新規抗うつ薬の登場との関係を
指摘する声も強い。安易な診断や処方を見直す動きも出つつある。

東京の大手事務機器メーカーでは、約1万2000人いる従業員中
心の病による年間の休職者が70人( 0・6% )を超える。

2か月以上の長期休職者も30人を超えた。
多くがうつ病との診断で、10年前までは年間数人だったのが2000年を境に急増した。

この会社の産業医は、『 うつ病は無理に励まさず、休ませるのが良い 』との
啓発キャンペーンの影響が大きいと話す。

うつ病への対処としては正しいが

「 以前なら上司や同僚が励まして復職させたタイプにも、何も言えなくなった。
性格的な問題で適応できない場合でも、うつ病と診断されてしまう 」と、嘆く。

国の調査では、うつ病など気分障害の患者は、2000年代に入り
急激に増えており、一概に不況だけの影響とは言えそうにない

患者急増との関係が指摘されているのが、新規抗うつ薬 「 SSRI 」だ。

年間販売高が170億円台だった抗うつ薬市場は、1999年にSSRIが
登場してから急伸。  2007年には900億円を超えた。

パナソニック健康保険組合予防医療部の冨高辰一郎部長 ( 精神科医 ) に
よると 欧米 でも、この薬が発売された80年代後半から90年代初めにかけ
患者の増加がみられた。

冨高部長は SSRIが発売されたのに伴い、製薬企業による医師向けの講演会や
インターネット、テレビCMなどのうつ病啓発キャンペーンが盛んになった。
精神科受診の抵抗感が減った一方、一時的な気分の落ち込みまで、
『 病気ではないか 』 と思う人が増えたと話す。

田島治・杏林大教授が、学生にテレビCMを見せた研究では
見なかった学生の倍の6割が 「 気分の落ち込みが続いたら積極的な治療が必要 」
と答え、CMの影響をうかがわせた。
 

◆ 安易な投薬 … 薬なしで回復の例も ◆

うつ病は一般的に、きまじめで責任感が強い人が陥りやすいとされる。
自殺に結びつくこともあり、早期発見・治療は自殺対策の柱のひとつにもなっている。

ところが近年は、「 自分より他人を責める 」「 職場以外では元気 」など
様々なタイプもうつ病に含まれるようになった。

検査数値で測れる身体疾患と違い、うつ病の診断は難しい。

このため、「 抑うつ気分 」などの症状が一定数以上あれば要件を満たす
診断基準が普及。

「 なぜそうなったか 」は問われず、性格や日常的な悩みによる落ち込みでも診断され
かえって混乱を招いた面がある。

田島教授が行った精神科診療所の医師に対する調査では、約8割の医師が
うつ病の診断が広がり過ぎていることに懸念を示した。

安易な投薬を懸念する声もある。 抗うつ薬は、うつ病治療の柱 とされているが
宮岡等・北里大教授は 「 薬なしでも自然に回復するうつ病も多い 」と話す。

海外では、軽症には薬物療法ではなく、カウンセリングや運動などを最初に勧める
治療指針も多い。  渡辺衡一郎・慶応大専任講師は
「 日本でも、まず抗うつ薬ありきという認識を見直す時期に来た 」と話す。

( 医療情報部 高橋圭史、佐藤光展 )

– – – – – – – - 引用終わり
 

こうした情報は鬱に悩む方々にとっては勿論だが、どうも見え隠れするのが

『 経済を起因とした西洋医療のシステム 』 ではないだろうか。

背後にはどんな利権や権力があるのでしょうね?
誰が得? をしているのか!  

そこに目を向ければすぐに気がつくことなのにね。
また、それが根本的解決の早道なのではなかろうか?

ほんとに解決したいのであればだけどな。

“ 病は社会にも起こりうる "

一般平民として、つくづく無知は恐ろしいと感じるこの頃です。

精神科薬広告図像集

写真は 『 精神科薬広告図像集 』 という精神薬の広告画集を集めたサイト。

こちらはアートとして秀逸です。

精神科薬広告図像集 第1室 1920-1949
精神科薬広告図像集 第2室 1950-1979
精神科薬広告図像集 第3室 1980-
 

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