小腸実熱
小腸実熱証は、小腸の裏熱が熾烈になって起きた証候。
多くは心熱が小腸に移ったために起きる。
臨床症状
・ 心煩して口渇・口舌に瘡 ( 口内炎 ) 小便が赤くて渋る
・ 尿道に焼けるような痛みがある・尿血
考察
心火の熱が熾烈な事と、小便が赤くなって渋り焼けるような痛みのあることが
辨証のポイント。
心と小腸は表裏であり、小腸には清を分けて濁を膀胱へ滲出させる機能があり
膀胱へ水液を送る。
心熱が下の小腸へ移るので小便が赤くなって渋り、尿道に焼けるような痛み。
熱が激しくなって陰絡を傷付ければ、尿血となる。
心火が内熾 ( 体内で激しい ) となり、熱が心神を乱すので心煩する。
津が熱で焼かれるため口渇する。心火が上炎するので、口や舌に瘡ができる。
小腸の一般的な病証で、小腸の実熱を除けば、小腸虚寒と小腸気痛があるが
それぞれは 「 脾陽虚 」 と 「 寒滞肝脈 」 の辨証に含まれる。
治療原則 : 【 清心瀉火 】
【 舌脈 】 苔紅・苔黄 / 脈数
【 処方穴 】 太衝・通里・内関・神門・下巨虚
小腸といえば、コプチャン!( 牛の小腸 )
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