① 凝りと体の歪み

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① 凝りと体の歪み東洋医学の穴




「 凝り 」 って何でしょうか?

私達が普段、身体の不調として感じる 「 凝り 」 ですが、理解しているようで
詳細に説明するのは難しいものです。
ここではその  『  凝りについて 』  掘下げていきます。

まず凝りとは、“ 筋肉が縮こまった状態 “ 。

この凝りは、最初は軽く自覚する事から始まり、筋肉の収縮が強くなれば
( = 凝りが強くなると ) 筋肉の中を通っている 「 神経や血管 」 を次第に圧迫しはじめ
局所に循環不全を引き起こすようになります。

循環不全が起これば、徐々にですが 【 血管 – 細胞 】 間の物質交換に支障を
きたし、筋肉に栄養が行き届かなくなって老廃物も排泄できなくなってくる。

すると筋肉は、更に緊張 ( 収縮 ) を引き起こします。
 
この悪循環を繰り返すと、次第に神経-血管などが圧迫されるようになり、遂には神経の
レセプター ( センサー ) が発痛物質など 「 刺激要因 」 を “ 感知 “ して
脳で痛みを認知するようになります。

この状態がいわゆる  “ 慢性痛 ” 。

「 凝り 」 を起こす原因には、体の使い方や癖、または内臓からの影響と様々ですが
「 凝り 」 を放っておくと、いつのまにか筋肉のバランスも偏ってしまい、それが
全身に波及すると  「 体の歪み 」  となります。

何故なら筋肉というのは、隣同士で繋がっていて 協調して動いている からです。

これを 筋連結 と言います。
「 腰痛 」 をイメージしてみて下さい。 腰が曲がったりしていませんか?

痛みで縮こまった筋肉が、周りの筋肉にも影響を及ぼしている良い例です。

と言う事は、慢性の凝りというのも “ 多かれ少なかれ “ 周りの筋肉に影響を及ぼしている。
そう考えるのが妥当ではないでしょうか?

実際、老化にともなって動きが悪くなったように感じるのはそのためです。



【 人は、どうやって動いているか? 】

感覚と運動神経。 すなわち入力と出力で人間をみると、目や鼻、耳・味覚・皮膚感覚など
一般的に五感と呼ばれる感覚は沢山ありますが、出力となると筋肉を用いた運動
しかありません。

その筋肉は、毎日、体中のあちこちで小さな範囲の ” 破壊と修復 ” を繰り返しています。 
これは極々小さな炎症です。

つまり、小さな炎症というのは普段全身の至る所で起きているのですが
通常は痛みを感じないレベルのものです。

では、どうなると痛みを感じるのでしょうか?

私達が 「 凝りや痛み 」 を感じる場合というのは、おおむね怪我や過酷なスポーツ
または、慣れない労働などで “ 筋繊維の破壊が大きくなった時 “ に
初めて感じるようにできています。

筋繊維の破壊が大きくなった時 … ではどの位で痛みや凝りを感じるのでしょう?

これには個人差があります。 但し、人が刺激に反応する基準を専門用語では
「 閾値 = いきち 」 と言います。

「 閾値 」 は小さいほど刺激に敏感で、高いと反応が遅いという意味で用いられる。
つまりその人の 「 閾値 」 を越えると  “ 痛み ”  を感じるわけです。

何かしらの要因で、筋繊維に一定以上の破壊が起きると、体は “ 痛み “ を発し
“ 変化を知らせるサイン “  を出します。  

その痛みは神経を伝わって、背骨の中にある脊髄に伝わり
『 脳 』 で認識されたものです。
つまり 「 凝りや痛み 」 は、情報が神経を伝わり  “ 脳 “  で認識された時
初めて感覚として自覚されるのです。 

言い換えれば 『 脳 』 が認識しない限り、「 凝りや痛み 」 を感じることはありません。

この 「 凝りや痛み 」 は迷惑なものとして扱われますが、体に表れるサインとして
重要な役割を持っています。

次回は 『 痛みの役割 』  について書いてみたいと思います。




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