治療における ヒヤリ・ハット は、誰もが体験すること。
ヒヤリ・ハット症例などとして治療系雑誌なんかでも連載されていたりします。
ある意味、完治しましたという症例ばかりを載せた自慢話よりも
「 リスクマネージメント回避 」 として読んでいて興味深い。
おいらも最近ヒヤリ・ハットしたので書いてみた。
題して 「 カラオケボックス貧血事件 」
友人とある会社に一緒にプレゼンしに行った。
休みが少なく少々お疲れ気味の友人。 胃部の痛みで朝目がさめたそうだ。
心配なので鍼を頼まれた。 プレゼンが終わり次の目的地に向かう間に施術をする
ことに・・・ 場所と時間がないのでカラオケボックスで急遽施術。
当然何も歌わずジュースを頼んで治療を始めます。
移動中の問診とその場の触診でどうも頚部の緊張から胃部へ影響がある感じ。
友人は鍼が初めてなので、座位で貧血防止にまず足三里へ軽く刺入。
「 こんな感じね!」 と初体験を味わって貰い、いざ頚部へ刺入を試もうとしたら・・・
「 ちょっと・・・ 」 と言って急に発汗! あれっ?貧血?
胃に血液が一気に流れこんだ感覚があると思ったら急に貧血になったそうです。
ゆっくりと仰向けに寝かせるが尋常じゃなく発汗してるお!
冷えると後で風邪ひくのでお絞りで汗をぬぐいます。
脈も若干速いが、吐き気などの気持ち悪さはない。
あわてて内関と百会に刺激を加え、ひたすら回復を待つ。
そのかん、待ち合わせ時間を遅らせてもらうメールを打った。
普通返し鍼には足三里と習うものだが、その足三里に鍼をしたら血管迷走反応
が起きてしまった・・・
少ない時間で功を急ぐのはリスクがある典型的なパターンでした。
「 初めて鍼を打つ患者さんは特にきおつけよ~ 」 自分を諌める良い経験でした。
初めて鍼を打つ患者さんは足三里に灸が良いらしいとのことです。

ちなみに発汗が良かったのか、落ち着いたら症状が回復していた。
だってそのあと一緒に呑みに行ったもん!
刺鍼事故―処置と予防
劉 玉書 
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