腰下肢痛勉強会 その8
「 仙腸関節疾患 」 を扱った8回目の勉強会。
治療院や整体院のホームページでは、よく 「 仙腸関節のズレが … 」
というフレーズをみかけるが、皆さんはどのように見分けているだろうか?
大雑把に言えば " 骨盤のズレ "
仙骨と、寛骨の間には3ミリ程度の遊び ( 可動性 ) が
あるとされ、仙腸関節の歪みは骨盤 ~ 脊柱、股関節の運動性と
相互に影響しあっているので人体の要のように扱われています。
もともと、仙骨・寛骨は、成長とともに癒合して骨盤を形成していくので
ある程度柔軟で、動きにも許容範囲があったほうが理想的なのでしょう。
また、仙骨 ~ 頭蓋にかけての運動リズムが、脳脊髄液の循環に関与し
呼吸に合わせて波のように動くことが重要とも言われています。
そのくせ靭帯でがんじがらめにされている仙腸関節。
ですから、このユニットから起こる運動性の欠如は様々なトラブルに
派生するとは思うのですが、仙腸関節のズレだけに腰痛の原因を
限局してしまう言い回しは、ちょっと早とちりではないでしょうか?
AKAをやられている整形外科医は、レントゲンで仙腸関節のズレを
確認してから施術をするのかという疑問もある。
また柔道整復師さんや整体師さんから、とかく繊細かつ微妙な感覚で
仙腸関節のズレを指摘できるような言い回しを聴いたりもしますが
おいらには全くわかりません。
なので UNITE の勉強会では問診と一般的な検査で、他の疾患の
可能性を消去し、考えられる関連痛や連動性の改善を試みて尚
仙腸関節部に痛みが漠然と残るようなケースを
仙腸関節痛かも?としてる。 ( バスケットネーム )
今回は教科書的に、一応ニュートンやゲンスレンテストをやりつつ
「 これで鑑別できた経験ってありますか?」 と皆さんに教えを
乞おうと思った次第であります・・・
そして、いつしかディスカッションのようになってしまった。
こうやって自由に意見がでるのが望ましいですね。
最近思うのですが、6時間の勉強会だと息抜きも大切。
皆さんお忙しい中の参加ですし、ストイックにやるのはどうもダメな感じ。
退屈させないよう気分転換が必要なんですね。
但し、技術に関しては練習や追試しないと覚えませんし、使えるようにはなりません。
これはハッキリしています。
先日、ある接客業のスタッフルームでの事なのですが、アルバイトさんが
ロールプレーイングを必死に叩き込まれていました。
自分に役立てようと思って取り組む人や、お給料を頂くために
しかたなくやっていそうな人もいました。
どの企業もサービス + α の研修に、必死なんだと思いました。
この業界ならサービスにあたるのが治療行為でしょうし
これってお客さんからみたら出来て ( 治って ) 当たり前と思われていること。
そう考えると、ハードルの高いサービス業ですね。
だから努力した人に価値がでてくる業種なんでしょう。
写真の手技は、フェルデンクライスメソッドと瞬間脱力を組み合わせた
座位の連動調整法で、仙腸関節疾患に対する施術の流れで使います。
患者さんの予防体操としても使えますし、フェルデンクライスメソッドは
ニューストレッチプログラムとして、youtube で話題となってましたね。
ネットの普及で、良い情報も悪い情報も入手・発信しやすい時代です。
ホームページ制作を依頼された 【 風ある林整骨院 】 さんから
ようやくネットや携帯から集客が出始めてきたと連絡があった。
嬉ちい ^_^
WIN – WIN – WIN の関係とは利便をもたらす関係性だとどっかで読みましたが
そうなるよう、全力を尽くそっと!
大和書房
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~ 編集後記 ~
これは画期的な情報と意気込んでも
かえって退屈なプレゼンに
なってしまう事が度々 …
もっとわかりやいものにしなきゃ。
次回、簡略化して再チャレンジ!
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