勉強会レポート その2

2020年4月11日

勉強会レポート その2

チャートを使った腰下肢痛の鑑別診断と手技 」 を作成し
初回はクローズドセミナーで実験的にスタートした勉強会。

 

参加下さった方が成果を実感して頂ければなにより!
またそれが宣伝になればと思い記事にしてみています。

用意したカリキュラムや技術の習得には、どのくらいの期間を要するのか?

現在4日目を終え、椎関関節性腰痛と筋筋膜性腰痛の5パターン

【 起立筋・大腰筋 ( 急性・慢性 ) ・腰方形筋・中、小臀筋 】 まで

カリキュラムが進んでいます。
 

しかし、ここまでで予定していた日数の倍の時間が掛かってしまいました。
実験的にスタートさせてよかった ・・・。

勉強会では施術を行う際に、どこをどう調整するか!より理解を深めて貰おうと
筋肉の触診を行った後に実技の練習を行うようにしています。
 

殿部の触診

実技の習得にはやっぱり時間が掛かりますね! 
まして手技 ( 筋の脱力操作 ) は、相手に動いて貰って効果がでるので

言葉のエスコートが欠かせません
 

相手を上手に動かす " 言葉の技術! "  

ここができないと、幾ら形を覚えても臨床では使えません。
瞬間脱力系の技術が難しいとされるのはそんな要素もあります。

逆を言えば、言葉のエスコート技術を見れば、その施術者の実力が判断できる。
それぐらい重要ですから曖昧にはできません。

トランスミットウェーブ1
 

勉強会で力を入れてるロールプレーイング

回数を重ねる毎に良い変化がみられるようになってきました!

問診 ~ 鑑別診断 ~ 説明と、他人のやりかたを客観的に見る事。
そして自分でやってみて他人から評価されることで、普段気づかない部分を再認識することが
できるようになります。

患者さんへの挨拶、自己紹介・説明能力、同意の求め方など自発的な改善が
みられるようになってきました。

ロールプレーイング

サービスと言う観点からも、会話や説明がハキハキ明瞭で印象が良いに越したことは
ないですし、そうすることで患者さんの安心や評価に繋がり、それが自分にとっても
相手にとってもメリットのある事だと気づけば、練習をする意味が見出せます。

やっぱり、何の為に技術を習得したいのか? 目的を持つことが行動の源なのだと
改めて認識しました。 これが目標と目的の差なのかと思います。
 

" 目標 " と " 目的 " 】の違い

目標は他から与えられることが十分ありえるが、目的は他から与えられない。
意味は自分で見出すものだからだ。

 

「 目標 」と「 目的 」。この両者の違いは何か?

そこで有名なビジネス訓話 「 三人のレンガ積み 」を参加下さった方と
シェアしてみる事にしました。

=========

中世のとある町の建築現場で三人の男がレンガを積んでいた。
そこを通りかかった人が、男たちに 「 何をしているのか? 」と尋ねます。

一人めの男は 「 レンガを積んでいる 」と答え、
二人めの男は 「 食うために働いているのさ 」と言った。

そして三人めの男は明るく顔を上げてこう答えたそうです!
「 後世に残る町の大聖堂を造っているんだ 」と。

この時三人の男たちにとって「 目標 」は同じ。 
つまり、一日に何個のレンガを積むか。

しかし、「 目的 」は三人とも異なっています。

一人めの男は、目的を持っていない。
二人めの男は、生活費を稼ぐのが目的である。
三番めの男は、歴史の一部に自分が関わり、世の役に立つことが目的となっている。

目標というのは他人から与えられることが十分ありえます。
しかし、目的は他人から与えられるものではない。
意味は自分で見出すものだからです。

=========
 

この勉強会の目標は 「 鑑別診断と治療法を習得してもらう事 」ですが

" 自分の目的を意識して頂く事 " のきっかけにもなれば
参加下さった方に有意義な時間になるのではと思っています。

これからが工夫のしどころですね。
 

勉強会レポート その1

勉強会レポート その3