肝気虚



勉強も兼ねて、臓腑弁証をまとめています。

臓腑弁証なんて使えない … そう仰る鍼灸師の方もいると思いますが
むしろ 「 臓腑弁証を頭に入れて使いこなせる 」 鍼灸師が少ないのではないか?

わたしがそうですので、実際に覚えて使ってみて効果を検証できるようになりたい。

患者さんの体調を把握する上で、覚えておいて損は無いでしょうから・・・。



まずは、あんまり聞かない肝気虚と肝陽虚


肝気虚は、 「 疏泄と昇発の不足 」。 症状は情緒面にもあらわれる。

※ 疏泄 = 体の隅々まで円滑に気血を巡らせる働きのこと。




 臨床症状


・ 気力ない、やる気出ない・ため息多く憂うつ・情緒不安定・ビクビクする。
・ 爪の乾燥、顔色が青白いなど蔵血作用の低下。
・ 食欲不振・お腹が張って食べると余計酷くなる。 ( 消化器系 ( 脾 ) に影響 )
・ 噯気  ( げっぷ )  や、排便がスムーズでない。
・ 手足のふるえ・しびれ・視力障害なども伴うことがある。 ( 肝の蔵血作用への影響 )
・ 胸脇部から側腹・下腹に及ぶ膨満苦悶感が生じることも多い。
  ( 肝経絡上の走行に一致した症状 )


 考察


こうした症候は、一見すると 肝気欝結 に類似しているが、肝気虚は

「 疏泄の停滞 」 ではなく 「 疏泄の不足 」  によって生じているので肝気を補う。

疏肝理気を主体としてしまうと肝気がさらに疲弊し、症候を強めてしまう。

また、肝は腎と同様に、肝血・肝陰の滋潤によって肝気・肝陽が機能するので
肝気を補う場合には、同時に肝血・肝陰を滋潤する必要があります。

肝血・肝陰を滋潤することにより肝気を正常化させることを  「 柔肝 」 と
言うそうです。

以上から、肝気虚に対しては肝気を補って疏泄・昇発を強め、肝血・肝陰を滋潤して
柔肝することがポイント。



 治療原則 : 【 滋補肝血 】


【 舌脈 】    舌色淡・苔白 / 脈虚
【 処方穴 】   期門・肝兪・腎兪・血海・足三里・三陰交・太衝

肝陽虚は、肝気虚の症状に冷えが加わった状態。

* 処方穴はごく一般的な経穴を選びました。
* 脈についてはおいらは良くわかりません。 本を参考にしてね!





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