腰下肢痛勉強会 その9
今回取り組んでみたのが、筋の脱力操作の細分化でした。
筋を緩ませるには瞬間脱力方法以外に様々な手法があります。
例えば PNFで行われている Hold – Relax / Contract Relax Agonist Contract
Slow-Reversal-Hold-Relax など。
その特性と作用を理解し、今まで覚えた手技パターンに応用していこうという試みです。
どの方法が短縮痛や伸張痛に効果的だろうか?
また、拮抗筋を狙おうか?対象とする筋をダイレクトに緩めるのか・・・
バランス調整を目的とした連動を重視するか、単筋だけを重視しようか
相手の症状と見立てによって様々な選択肢がでてきます。
経験を積んだ人にとっては当たり前の事かもしれませんし
また操体法のように全て快方向に向かってストンと脱力させても
良いような気もしますが
選択肢が増えれば施術の組み立てにも幅がでてきますし、受講者さんが
試行錯誤を繰り返す手間も時間も省けるのではと思った次第。
大切なのは、本人が何を目的にしてそのアプローチ方法を選択したかで
型だけ覚えて仕組みを理解していないと、効かなかった時に
何がわるいかすらつかめないこと。
自分で調べた中ではPNFの分類が良くできていて、今回参加いただいた先生の中に
PNFを学ばれた先生がいましたので
トランスミットウェーブで手技を行う際、手法の分類をPNFの名称から
使わさせていただいた。
それをゲーム形式でやってみた。
さーて、どんな手法がでてくるでしょうか・・・。
小野寺先生に患者さん役になってもらい、部位と痛みの性質・可動制限
( どうすると痛みがでるか・又は無いか ) を明示してもらいます。
その情報を元に、カードの指示にあった手法通りに手技をおこないます。
ベッドに寝かせようが座らせてやろうが自由。
ポジション作りから本人が考えます。
まずは施術者の思った通りにやってみることが、小さな経験です。
手法に食い違いがなければOK!
それを見て、こんなやり方もあるのでは? なんて意見やアイデアを出し合う。
そうすれば短時間でも理解度が深められるのでは・・・
これからの勉強会の課題ですね。
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