手技開発ミーティング③
VOL 03 16.JUNE.2009
今回は 「 仙腸関節疾患 」 と 「 股関節疾患 」。
やっかいな 「 仙腸関節症候群 」 をメンバーとディスカッション。
仙腸関節の可動性は否定しません ・・・ しかし、これだけ屈強な靭帯に
覆われた関節が、そう易々と動き、仙腸関節の可動性というのは
施術者が感じ取れるものなのだろうか?
腰痛の原因は 「 仙腸関節にある 」。そういった記載が随分みられるが
そんなに限定できるものだろうか?
まして 「 仙腸関節の可動性を調整する 」 というくだりもあるが
まともに仙腸関節を触れる施術者は意外と少ないと思われます。
そして痛みに関しては、関節包の炎症だけとは限らず屈強な靭帯の可能性も
あるでしょうし、脊髄神経後枝の影響やトリガーによる関連痛だってあるでしょう。
特にニュートンテストなどで誘発される 「 漠然とした痛み 」 は
腰仙関節付近からの可能性も高いと思われ、それだけでは判断が難しいところです。
よく座った状態などで、静的な痛みがあるとか、仙腸関節のロッキングや癒着と
書いてあったりするが、酷い状態だとどんな姿勢をとっても痛く
重いぎっくり腰と同じようだという見解もあり、寝て調べるニュートンテスト
どころではない状態だと思うのですが …
うかつに可動域を整えるなんて無理な場合がある。
そこで立位で調べるテストと、急性か慢性かによる問診での判断が大事だと
メンバーと結論に至った。
まずは関連痛などを取り除き、尚、仙腸関節部にぼやっとだが限局された
痛みがある場合、おそらく仙腸関節症候群という事になるのだろう。
これを踏まえて、急性期と慢性期で別けて手技開発に取り掛かる必要が
出てきました。 又、まれにだが最近若い子に多い関節グニャグニャちゃん対策や
術後の運動療法なども併せて作っていく必要もあり、けっこーめんどくさい。
何か良い方法あったら是非おせーて下さいといった感じです。
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