広告考 「 スケスケサブリミナル効果 」
先日、心身のメンテナンスを兼ねて都内の銭湯へ行った時のことです。
馴染みの場所で、お気に入りの湯ですが
なんだかいつもと風貌が違う …
といっても、朝の6時 … まだ、ねぼけまなこでして
入り口の名前まで変わっている事に気が付いたのは銭湯を出てからだった。
ここはどこ?
女将さんからモミジ饅頭とレモンを
あげるわねと言われ、わーい o(^・x・^)w と。
脱衣所に入ると、ロッカーに貼られた
数々の広告が目に飛び込んできますた。
どの広告にも 「 おしい! ★★★ 」 のキャッチフレーズが!
どうやら広島に関係する特産品などをPRする広告のようだ。
この時点で、なんだこりゃ? と写真をとり、いざ!風呂場へ。
すると、うわー 浴室のタイルまで広告が!
ムムム? ジャグジーでしこたま体をほぐしながら
常連さん達の会話に聞き耳を立てました。
「 名産は牡蠣だろ 」 とか、なんでも女将さんの出が広島で、それでこんな事をやっているとか …
会話がけっこう聞こえてきます。
“ なーるほどそうか~ " 、 マッサージジェットのあまりの気持ちの良さに失神しそうな中
しかしどう考えても変だと思う …
銭湯の女将さんが、いつから広島観光大使になったのだろう?
そもそも芸能人ではないし、ここに来る芸能人といえばコント山口君と武田君の、武田君のほうだ。
サウナを出て水風呂へ向かうと、銭湯画まで変わっちゃてるぞ!!!
さすがに気になって、女将さんに聞いてみたら
「 出身も関係ないし 」、なんかお話が突然来たのよね~と。
ん? じゃあこの辺りの銭湯は、みんな広島キャンペーンって聞いたら
そうではないらしい。 「 うちだけみたい ♥ 」 と。
まったくもって謎だが、ネット環境も無いしスマホのバッテリーもわずか ….
気になって、気になってしかたがないが、モミジ饅頭を食べながら
しばし広告力について考えてみた。
あの常連さん達の会話。 … 世間話ってどうやって成立していくのだろうか?
「 広島 」 というキーワードを与えられるや、即座に
女将さんの出身が 「 広島 」 だったかのような順応っぷり。
それはいささか危険ではあるが、伝言ゲームのように拡散していく情報 ・・・
これが広告や噂話の力ではなかろうか。
他の銭湯などでもお年寄りの多い時間 ( ※ ゴールデンタイム) で交わされている
( ※ オープン直後の会社勤めだと行くのが不可能な時間帯 )
世間話を聴いたりしていますと、ネット集客する際にも役立ちそうだなと思う
情報に度々遭遇する事があります。
ほとんどが持病や健康に関する悩み事・心配事だったり。
なので、個人開業の鍼灸師さんなどは、これらのヒントからホームページや
ブログの集客を考えたら良いのではないだろうか!
困っている事はなんだろうか? なにが提供できそうか?
そしてネットで検索してくるのは誰なのか。
そんな事を考えながら、会話を聞いています。
もし治療院のように、検索のできないお年寄りが 「 ネット集客のターゲット 」 なら
どのようなルートであなたの発した声は届くでしょうか?
そして、ネットや雑誌で広告されているからといって、自分が取り組んだ事も無い
「 不妊治療 」 なんかを無理してPRしても
↑ 学生時代含め、どんだけ症例を重ねたのか大いに疑問がある。
姿なき媒体の流行に、かえって潰されるだけかもしれません。
世間話に潜む 「 ちょっとしたキーワード 」 に、活路を見出すほうが
患者さんやお客さんにとっても有益、且つ有効な宣伝手法ではないかと …
ちょっと話が脱線しましたが、広告考でした。
そんな事より今回の発見は、銭湯ゆえにリラックス状況下で
潜在意識領域にズケズケと刷り込んでくる
「 スケスケサブリミナル効果!!! 」
まさに地の利を活かした広告手法に驚いた ♪
今日の常連さん達の夕飯は、かなりの確率でお好み焼きかもしれない。
この仕掛け人は、よほどの風呂通なのか?
偶然の産物かもしれないが、確認せざるをえません。
風呂上がりのCafe から URL にアクセスしてみると、大々的な広島PRサイトが …
すごく凝ったサイトです。
しかし、銭湯のキャンペーン は何故か? 都内のここ1箇所だけ。
….
プロモーションで考えると何故この場所なのか? 疑問ではありますが
この企画で、銭湯 「 スケスケサブリミナルアタック 」 に目をつけた人は天才だ。
オラがこのブログを書いている事じたい、潜在意識はすでに広島 …
ヾ( ゚∀゚)ノ゙ あっ
それにしても予想外な広告でした。
銭湯って、割と白のタイル張りが多いですし、デコレーションにも向いてる場なのかも …
まして裸になると、人の心は素直になるって言いますしね。
スケスケサブリミナル効果おそるべし …
表れるとされている効果のこと。 ウィキペディア より
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