畑水没!・・・涙のつぶだけたくましく。

2023年1月19日


 
GW直前の出来事だった。 
 
早朝バイクで畑に向かうと水路に「 水の流れる音 」と気配・・・

この日はたまたま水汲みポンプがある道から畑へと
向かったのですが、ここらの水田はそろそろ「 田植え 」の時期です。

虫の知らせ …否、そろそろ水が入るのかな?と予測していたが
到着してみると畑が水浸しになっていました。

呆然とした。

昨日まで作業していたのに、景色がまるで違いました。
元々水田だった処です。 

いづれは水が入る事はわかっていたつもりだが
昨年の11月より「開墾」をはじめ、まだ年間を通じての水田事情には不慣れ。

というか、どこかリアリティーに欠けていました。
 

  

現状を観て「 一瞬で全てが終わった 」かもと脳裏をよこぎりました。

わからないなりにも、土を掘り返し土を砕いて盛った畑…
親切な方々に意見を貰い手伝ってくれた方々もいます。

そして環境を与えてくれた事への感謝、前向きに物事を進められる
パートナーとの未来・・・。

まじで一瞬焦ったが、こういうタイミングで口ずさみたくなる歌が 

あしたのジョー「 美しき狼達~ 」だ。

♪ 足を挫けば膝で這い 指を挫けば肘で這い~
♪ 涙の粒だけたくましく 傷ついてしなやかに~

     

 

どうのりこえるか? そこが重要ですね! 

 
まだまだ燃え尽きちゃいませんけど、何かをはじめる時って
はなから物事巧くいく時もあれば、そうでない事も多々あります。

初めての事なんだから、学ぶしかない!
  
まして自然が相手だし、「 自分は何をたわけた 」イメージを抱いていたのか・・・・
 

例えばこれが治療の世界であったならば、まだ技術もなく知恵もない初学者であって
淡い期待を抱きながらも現実とのギャップを感じる時期だろうし、ひたすら学ぶ事しかない。

そして、「 自然も人間の身体 」も、施工者がコントロールしようと思うほど
なかなか思い通りには行かないし、むしろ医学の弊害っていうのは

そんな処にもあると思うのですが、自然にできるだけ任せつつも
身勝手な答えを得たいと思うのが、農業だったり東洋医学だったり

人間のエゴだったりするのかな … と随分前から思うようになりました。
 

又、何か新しいチャレンジっていうのはそういう「 淡い期待 」が楽しかったりもします。
 
たしかに開墾作業を振り返れば、準備が行き届いていないと言えばその通りなのですが
僕が水田のスケジュールにまで気を張れなかったのは

まさにリアリティーが欠けるからで

今の時代、ネット検索で色々調べられますけれど
本人がその段階の気づきを得ていなければ、何の役にも立ちませんね!
 

そして今回思ったのが、切羽詰った状況というのは
自分の頭で考え行動する良い機会なのだなと!

忙しい・・・時間がないとか関係なく、滅茶苦茶「 頭が働く 」ようになる。 

答えのわからない状況で、我武者羅にもがく事の大切さ。
 

行動を起こせば「 何が問題 」なのかすぐ明確になるし、改善作を検討するなら
ネットの知恵も役立つだろうしです。

でも一番大切なのはその時浮かんだ「 自分なりのアイデア 」と
重要な事は「 出来ない事はできない 」と思う「 わりきり 」なのかも。 

そして、トライ&エラー → 結果。

きっとそれが経験なんだと思います。
 

♪ 涙の粒だけたくましく 傷ついてしなやかに~    

なんて一番の歌詞がありましたけど、僕がもっと好きなのは二番の歌詞。
 

♪ あいつには涙も見せられる。
♪ 時に厳しく見つめ合い 時に優しくいたわって

♪ 同じ夢を追い 北風に立ち向かう~

あいつには涙も見せられる 孤独な背を向けても包んでくれる。

 
僕はめんどくさい事が大嫌いというか、最近はスタンドアローンがとても楽なので
自分が困った時に「あの人も頑張っているな!」と思える存在や人付きあいがあると 

とても心地よいです。 

だから僕も頑張ろうって思えるのかもしれませんね。