セスバニアで硬盤破砕を試みる
セスバニアとは、耐湿性に優れたマメ科作物で
水田転換畑でも生育が旺盛なうえ「緑肥」としても、畑に鋤きこんだりして活用されている。
2m近く成長するらしく、更に根が直根型で 1m以上も伸び
田んぼの「硬盤」をもブチ抜くとの事!
( 硬盤は、水田で水が溜まるようにする為の硬い層のことです )
現在取り組んでいるの畑は、少し掘ると粘土質の土でして
開墾当初からセスバニアによる「土壌改善」には目をつけていたのですが
昨年は穴掘りに忙しく、試す暇さえありませんでした。
そこで今年は、畑を拡張する祭に水捌けが良くなればという思いを込め、また
今後もどうせ掘り返す際に、葦(ヨシ)や茅(チガヤ)の根を取り除いていかねばなりませんので
夏にセスバニアを撒いておいて、水田の硬盤をぶち抜いて貰い
枯れたら地上部を燃やして冬に地面を掘り返す天地返しを行って
葦やチガヤの根を寒さに当てて、枯れて頂こうという作戦をたてる事にしました。
チガヤや葦(ヨシ)は、根が少しでも残っているといくらでも再生してはえてくるそうです。
非常に繁殖力が強い植物で、国によっては「危険な外来種100」に指定されており
チガヤに関しては「世界最強の雑草」なんていう称号もあるほどです。
どおりで水田からの転作は苦労も多い訳だと、今更ながら知るはめとなりましたが
かの有名なモンサントの除草剤「ラウンドアップ」ですら根絶させるのは難しいらしい(笑
科学者「モンサントの除草剤は飲んでも安全」じゃ、飲んでみて? と言ったら……
おいらも領土を拡大するたびに「土を掘り返して根っこを取り除く」作業が
「激しく地味で手間がかかり」でして … 気が遠くなるのですけど
雑草達の生命力に驚愕しつつも、耕運機も持っていない自分の現実では
雑草を凌駕する「雑草魂」を持って領土拡大に取り組むしかありません!
「雑草のように逞しい」という言葉がありますけど、敗戦後から凄まじい勢いで高度成長へ
のし上った日本の良い例もありますし
もしかしたらそんな気概を持った世代の日本人に驚いた世界の支配者達?が
日本人の弱体化には「遺伝子組み換えでDNAからの構造破壊しかない!」と
モンサントに模索させているのかもしれませんね・・・
【ヤバイ】安倍政権、農家による種苗の自家増殖を原則禁止へ!「優良品種の海外流出を食い止める目的」と説明するも、TPPや種子法廃止とリンクで外資優遇の疑いも!
そんな妄想と、食の安全の事を真剣に考えるようになった僕ですが
治療から予防へと目を向けざるをえないこれからの日本。
自分の幸せがどこにあるか?を模索していくと、「食」の自給に携われたら
自分を含め、極小さなコミュ二ティーとしてならハッピーな関係が築けるやもしれません。
病人はせっせと社会が作り出してくれますし、鍼灸のような業態では
治ってしまえば患者さんは来ないのが普通です。
ましてその人にとって不必要なお薬を売りつけたって
喜ぶのは消費者ではありません。
それならば、マクロビの考え方のように普段の食材で「食養生」できる
医食同源を目指した野菜作りであれば、喜んでくれる人もいるだろうと。
なんて考えながら開墾にとりくんでいる最中ですが、自分が達成可能なゴールを見定めて
いかに効率良く開墾作業を終わらせる事も、これまた「時間」という要素で
確保したいところでもあります。
ネット上には、同じような環境で水田から畑へと転換したものの「水捌けの悪さ」に
もがいている人の情報がけっこーあり、セスバニアによる硬盤破砕を試みた例が
数件みつかります。
で、取り寄せた種がこちら。
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まずはじめに、セスバニア ロストアラータ(カネコ種苗製)を取り寄せたのですが
セスバニアの播種に関してblogを検索しまくると
ロストアラータの種は発芽しなかったという例をみつけてしまいます。。
ちくしょー失敗は許されん!失敗すればまた来年になってしまう・・・
という訳で田助も取り寄せ、何が違っているのか?中身をみてみると
田助にはマメゾウという「根粒菌」がセットになって入っていました。
[itemlink post_id="23319″]
これで発芽率が異なるのか? 比べてないので定かではないですが
ここの畑の場合、セスバニアの種を撒けるようにするまでが
大変めんどーな作業となってしまいました。
なんせ耕運機などありませんから人力オンリー。
種の説明書には植え付けは勿論、トラクターなどでの刈り取りや鋤きこむ事が
前提っぽく書いてあります。
・・・
しかたがないので草刈機であるていど雑草を短くし、手刈りの鎌で
雑草の根や葦の地下茎をひたすら取り除く!
ようやく地表があらわになったところへ、セスバニアの種を撒いた。
そうしないと雑草に負けて発芽すらしなそうです。
種にスプレーで水気を与え、根粒菌をふりかけてばら撒き・・・
鎌で刈っては種を撒き、土を覆土し水まいての繰り返し。
本当に発芽するのか? こんな事を手作業でやっているバカはネット上にもいなさそうなので
人柱として地道に開拓あるのみ。
梅雨時の6月末までに第4セクター予定地に全て種を撒いてやる!
と、気持ちだけは粋がってみるのですが、一列刈るのに3時間・・
ヘトヘトで鎌を持つ手の皮のほうが剝けてしまった。
反対側からみるとドーパミンの放出が激しく減少します(涙 。
さて、セスバニアは生えてきてくれるだろうか?
今日見たらちょっとだけ芽吹いてました! テンションアガります ↑
結論。
「雑草に負けないしぶとさがあれば、撒くだけなら人力でも可」 あとはセスバニア頼み!
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追記
2018/7.22
モサモサハエテきているセスバニア
いつのまにかこんなにモサモサしてきてる・・・
ハウスの向こう側にみえるのがセスバニア。
すっかり放置していたのですが、これはこれでどこまで大きくなるのか?
心配というか、草刈機で裁断できるのだろうかという不安もよぎります・・・
8月末。 こんなに大きく成長しました。
背丈をとっくに越えて、ハウスより大きくなってきました。
9月中旬。 花がさいてきました。
10月中旬。
だんだんと隙間も多くなってきて、これ以上は成長しないようだがまだまだ茎葉も元気。
12月中旬。
かなり枯れてきました。
年が明けて2月 …
伐採してみた。
次回の硬盤破砕のレポートは冬に土を掘り起こしてから。 それまで生きてたらつづきます・・・
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