治癒力UPに断捨離! リソースを確保せよ。

2021年9月21日

風邪が長引き、なかなか治りません。
もしや抵抗力が衰えてきたのだろうか…

話題となったiPS細胞で、若かかりし頃の「胸腺」も再生できないのでしょうかね?

胸腺は「 免疫 」に関わり、体内で最も老化が早いとされる器官なのですが 
体内の異物排除を担当している 「 細胞性免疫の要 」として

T細胞の教育に関わっていると専門学校では教わります。
 

しかしですよ! 自己免疫疾患って若い人にも多くないか?

膠原病は老人では少ないようですし、なんか矛盾しているように感じるが・・・
ひょっとしてあんまり関係ないのでは? 

いやいや!そんな矛盾をついた余計な詮索をすると、またまた批判されるかもしれませんし
誰も得をしませんな …
 

だいたい! おいらの免疫系がバカになってしまい、「細胞性」・「液性免疫」のどちらも
判断が曖昧になっているのではないか?という方が心配だ。

だから健康管理について少し考えてみようと思った。
 

治癒力発揮には、リソース確保を最優先しよう!

リソースってコンピュータだと、ソフトやハードウェアを動作させるのに必要な
メモリ容量やCPUの処理速度のことで

皆さんのスマホやパソコンにも、沢山のアプリケーションがインストされているはずです。
同時にソフトを立ち上げたら重くなったり、場合によってはフリーズしちゃいますよね。
 

自然治癒力もこれと同じで、リソースが足りないと処理がおいつかないのでは?
 

治療院のブログなどでは、【 この病気には ~ が効く! 】 的な記事を  
良くみかけますが、おいらみたいな末端鍼灸師では

自分の病気を治すのも右往左往するものでして  (;゚Д゚)!

なんとか汗をかいて、風邪を追い出せないかと銭湯に行ってみたり
大量のビタミンC摂取に、口の中へレモンを絞ってみたり

おまけに栄養ドリンクまで飲んでみたが、今回はいっこうに治りません。

わーい。
 

せめて薬だけは飲まずに対応したいと思い、背骨( 督脈 )上に
ホッカイロを貼り付けてみたりするのですが … ふと行動を振り返ってみると

いかに一般消費者でも思いつく位のスキルしか持ち合わせていない
末端鍼灸師だなとつくづく思うこの頃だ。

 

で、考えたのがリソースを確保するって事。

治らない理由は単純な休養不足からだと思うのですが、栄養を継ぎ足したり
銭湯に行くのも良いが、「 かえって疲れる事 」 をしていたら治る訳ありません。

「 やり過ぎ・呑み過ぎ・遊び過ぎ・欲張り過ぎ 」 …

過ぎたるは猶及ばざるが如しって、言いますけど
治癒力を発揮させるリソースが確保できていないのでしょう。
 

お忙しい皆様は、自分の身体をPCに見立ててみて下さい。

コンピューターさえ、すぐに型落ちするこのご時世。
今さら基本性能UPや体力の向上はなかなか望めない訳です。

そんでもって老朽化は自然の摂理 … じゃあ、どうしよう?

 

断捨離するしかない。

だって、てっとり早くリソースを確保するには休養が一番!

オイラは思い切って1日、なにもせずにお布団にくるまって寝たら
体温も上がって回復の兆しがすぐ見えてきました。
 

あれやこれやと、しなくてはならない事ってあると思いますが
やらなくても「 死なない 」 習慣というのも案外多いものです。

 

また、病気は生活習慣を見直すきっかけにもなる。

そして、これは施術にもあてはまる事なんだと思います。
 

あっちこっち施術をしても、身体のバランス回復に働く治療力は
分散してしまうかもしれませんし、負荷もかかります。

その見極めって、とっても難しいのですけど、おいらの場合は
相手の施術後のスケジュールを確認してからどこまで攻めるかプランを考えます。

単純にその方にあわせようとするって事なのですが、相手の希望と時間と体力と金額と
おいらの気分とがマッチするようにするのが中々難しい … 。 
 

また、生き物は死んだり、枯れてくると硬直してくるものですけど
身体を緩めたり病気を改善するにも、本人の体力が必要なんです

当たり前だっちゃっ! て思うかもしれませんが、生活が忙しくなるほど
東洋医学らしい養生をするというのは、けっこう大変な事かもしれません。 

なので無理せずに健康を維持できる世の中だったら 「 良い社会 」 とも言えるのだろう。
 

それに西洋医療は高度医療になるほど、患者さんには負荷も少なく
効率も良くなる傾向がありますが、お金もかかるのでしょう!

それに対し、針治療ってそもそもが高度医療になりえないジャンルです。

痛いのはオイラも嫌ですけど、鍼師は麻酔を使える訳でもありませんし
また、ある程度刺せば響くのが「 人体の普通の反応 」だと思うのですけど

あいかわらず鍼業界は、鍼は痛くないと振舞いたい方々も沢山いるようで
鍼を刺さない事に一生懸命な「 エアー鍼灸師 」の増産に危惧もしますが
 

サービスという観点なら、無痛にこだわる事も価値につながるやもですが
世の中貧乏になったら「とりあえず治せ!」的な、社会主義のような針も

台頭してくるのではないかと思っています。
 

もし風邪を一発で治せたら 「 ノーベル賞 」なんて言われているらしいですが
せめて自分の事は自分で治せるようにしたいものですね。
 


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