触診セミナー 風邪の効能と731
風邪が未だ治らず、二十歳の若い子から 「 病は気からですから! 」と
事ある毎に親切な差し入れを頂いて 「 栄養ドリンク 」 を飲んでいる情けない末端鍼灸師です。
風邪が流行っているようで、咳と鼻水が全然止まりません。
よくも、まーこんなにティッシュを消費しちゃうこと。(´ω`*)
インフルエンザではないみたいなのですが、風邪が強いのか?
おいらの免疫が弱いのか? ・・・
今まで薬も飲まず、風邪を引いても経過していたのにショックだ。
すると、二十歳からは 「 両方が原因じゃん! 」と、こいつ
とても考えて喋っているとは思えない即答で正論を突っ込まれてしまった。
若さって怖い。
こういう奴は、あまり考える習慣もなく蓄積された情報量もまだ少ないから
反応が早いのだろうか …?
とにかく喋ると咳き込んでくるので、勉強会の進行が心配だったのですが
復習目的で参加頂いた方が、ほとんど代行してくださって助かりますた。
風邪は嫌だけど、セミナー内容を確認する良いきっかけにはなった。
今回は、頚板状筋や頭最長筋など、走行や重なり具合が複雑で触診がわりと難しいところ。
もし最初から 「 講義を代わりにやって!」と、お願いしていたら
嫌がられたかもしれない。
しかし「 ゴホッ ゴホッ 」しながら
「 かわりにテキスト読んでくれないだろうか … 」
と、か細く言われたら断れる先生はまずいない。
楽をする為には、まず簡単な事からお願いするのがポイントかもしれませんね!
そうやって講義を読み進めてもらい、触診のデモにうつる訳ですが
ここでも 「 ゴホッ ゴホッ 」連発していることがポイントです。
そうする事で、デモの実技も変わってもらえるかもという魂胆です …
なんたって風邪なんですから!
案の定、先生がそのままデモをやってくれる運びとなった。 うっしっし。
そして、ちゃんとできていた!
そうこうしている内にセミナーは無事終わり、帰り途中K先生と喋りながら
色々と聞いておりましたら
「 参加した人ができるようになる勉強会 」でないとガッカリすると言ってましたけど
そのとおり。
触診は手の感覚もあるだろうけど、実体のないものを相手にするわけでないし
誰だって練習すればできるようになります。
しかし、「 はい! 頸板状筋を触ってみて 」 と言われてとっさに触れられる人は
割と珍しいだろうし
独学で取得するのが難しいというのが味噌なのです。
覚えてしまえば手技や鍼のベースにもなるスキル。
まして人に伝えられるようになれば、患者さんに即触診できるようになっているはずだ。
しかも、単純に筋肉をマッピングするだけですので
できているかの判別は、他人からみて「 一目瞭然 」です。
後半は、描いた筋肉を 「 とにかく揉んでみよう 」 という趣旨で
この時ばかりは率先してモデルとして参加しました。
咳でガチガチになった背中をほぐして貰えたらラッキーと思ったのですが、皆さん
筋を捉えるのが上手になってきたのと、あまりにガチガチすぎる筋肉で
めちゃくちゃ響いた。 ヾ( ゚∀゚)ノ゙
効く~。 把握されている時は 「 ヒエーっ 」 て感じだけど
開放された瞬間から、緩むスイッチがはいる感覚です。
治療をお願いしたいと思う先生って、実はこういう所がポイントだったりも
するのかなと、受けていて勉強になります。
漠然と優しく揉んでもらえるのもとっても気持ち良いものですけど
そういう所はいくらだってありますし、どうせなら愛想の良いオネーチャンに
揉んでもらうほうがお客さんだってきっと満足するでしょう。
これは、おとこ目線ですが …
やはり身の丈にあった方向性に活路を見出すのが、末端が淘汰されない
工夫だと思います。
思わぬ風邪の効用だった今回の勉強会でした。
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整骨院ではメジャーな超音波治療器を導入した知り合いの先生。
なんだか出力を変えたり、どうやったら効くか
色々試していた … 。
オイラは良くわかんないけど、7センチ位深部に到達するそうで
工夫するとめちゃくちゃ効くんだって。 それを 風はやさん が興味津々に …
彼のお師匠さんは 「 あんご針灸院の似田敦先生 」
現代医学的鍼灸ブログ では、石川太刀雄の内臓体壁反射が度々登場するが
石川太刀雄の父、石川太刀雄丸は旧日本軍の731部隊に病理学者として関わり
のちに皮電計を開発して、代田文誌らと共に金東会・鍼灸皮電研究会を発足した。
また、GHQの鍼灸業禁止に反対する活動を行った事は有名です。
なんか妙な繋がりを連想してしまうのでした。
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