東洋医学での肝・胆の捉え方

2019年8月22日

肝は疏泄をつかさどる

東洋医学では、肝臓・胆嚢の主な働きには「 体液 」の流れを整える事に
関与していると考えられています。

この作用は ※ 疏泄 ( そせつ ) と呼ばれますが

肝臓・胆嚢の消化吸収作用の促進に加え、精神・情緒のバランスも整えていると考えるのが
東洋医学的なポイントです!

※ 疏泄作用  ( 伸びやかに気血を運ぶこと ) 
 

このバランスが崩れると

● 脇部の張痛 ● イライラ ● 抑鬱感 ● 生理痛 ● 喀血 ● 食欲減退
● 下痢 ● 口が苦い

などの症状が!

 

そして、肝の働きの2つめは、「 蔵血作用 」 です

これは血液を貯え、全身各部位に血流を程よく供給する役割ですね! 

肝臓に貯えられた血液は、筋肉・各臓器・脳などに供給されて
スムーズに生理活動がおこなえるように調節しているという考え方です。

「 身体の疲労は肝に根源がある 」 と言われますように

とても重要な役割をはたしているのが肝臓。

この蔵血作用のバランスが崩れると

● めまい ● 手足のしびれ ● 筋肉の痙攣 ● 生理不順 ● 吐血

などのサインがあらわれます。

 

「 筋 」 は肝より血液を供給され、関節運動を管理

東洋医学での肝は、「 罷極 ( ひきょく ) の本 ( もと )  」 という言葉で
表現されますが

「 罷 」 とは 「 疲 」 のことで、身体の疲労は肝に根源があることが多く
それは、肝が 「 筋や筋膜 」を管理しているからです。

また、「 爪は筋の余り 」 と言って、爪の変形・脆弱・色が薄くなるというのは肝の弱りです。

バランスが崩れると ・・・

● 関節が曲げづらい ● しびれ ● 痙攣 ● 爪の変形や、色が薄く脆くなる

などのサインがあらわれます。

 

「 目 」 は肝と密接に繋がり、視力も肝の 「 蔵血 」 に依存

バランスが崩れると ・・・

● 目の充血 ● かすみ目 ● 目の乾燥 ● めまい

などのサインがあらわれます。

 

計画力や決断力などの 「 精神活動 」にも関与!

東洋医学で、肝は 「 将軍の官、謀慮 ( ぼうりょ ) これより出ず 」と表現され

「 謀慮 」  とは思慮と同じ意味で、 「 肝は精神活動と深い関係があり 」
外敵を防ぐ ( 病気にならない ) ように、常に思慮・計画している例えです。

胆も、決断といった精神活動に関ります。

胆の働きが弱ると 「 決断 」 ができなかったり、にぶったり
気力や、やる気がでないなどの症状も!

肝っ玉や胆力といった言葉はここからきているんですね!
 
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