脾陽虚
寒がりで冷え性ね。
よく冷えでお腹が痛くなるでしょ! ( 下痢 )
オシッコの回数は少ないかも ・・・。
倦怠感で、食欲がなく食べるとお腹の張りが
なかなか治まらないのじゃない?
体がむくみやすかったり、おりものの量が多くて
水っぽっかったりとかしない?
臨床症状
・ 腹脹と納少・腹痛して温めたり圧迫すると喜ぶ・大便が溏薄清稀 ( 水様便 )
・ 四肢冷え・あるいは手足重い・あるいは全身の浮腫・小便不利
・ 白帯量が多く水っぽい
考察
脾陽虚証は脾が健全に運化しなくなり、寒の症状が加わっていることがポイント。
脾の陽気が虚衰し、健全に運化できなければ腹脹して納少となる。
陽虚のため陰盛になれば、中焦から寒が発生し、寒凝気滞が起きるので
腹痛して温めたり圧迫すると喜ぶ。
水寒の気が内盛 ( 体内で盛ん ) となり、水湿が消化されず、腸中に注ぐので
脾気虚の便溏よりも、さらに大便の質が薄くて水っぽくなり
ひどければ完穀不化 ( 未消化便 ) となります。
四肢は脾胃の気が養っているので、脾陽虚では外の四肢末端を温めることが
できず、四肢不温 ( 手足が温まらない ) となる。
中陽不振 ( 中焦の脾気が不振 ) となれば、水湿が内停し膀胱気化ができず
小便不利となる。
水湿が肌膚に流れれば肢体が重くて動きずらくなり、ひどければ全身の浮腫。
女性の帯脈が固まらなければ、水湿が下へ滲出し白帯 ( 腟からの分泌物 ) が
水っぽくなり量が多くなる。
脾陽虚証では、寒象が顕著であり、胃陽も虚していることから
「 脾虚寒証 」 とか 「 脾胃虚寒証 」 とも呼ばれてます。
治療原則 : 【 温陽健脾 】
【 舌脈 】 舌淡胖・苔白滑 / 脈沈遅無力
【 処方穴 】 中脘・天枢・梁丘・足三里・三陰交・公孫・大腸兪 / 内関
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