「 痛みの認知 」の拡散論
ボルタレンEXのCM…「 トレーナー 」さんの台詞が
「 病院行けよ!」 から 「 病院行こう 」 へと変わりました
はて? 「クレームでもあったからなのか?」 … 気になるネットユーザーも沢山いたようで
ググってみると既にグッドジョブな 「 動画 」 があった。
なんで変更したのかは?興味ないのですどうでも良いのですけど、いっその事
「 病院行くな! バージョン 」を
作ったら治療院は喜ぶのではないかという話。
というのも、そろそろ 「 痛みの認知 」 のされ方も
いいかげん変わってきて良い頃合いではないか …? と、思われますが
末端鍼灸師如しが何を言う! 生意気な・・・
「 けしからん 0(`・ω・´)=〇 」と、どこかの誰かさんのように
通報されてはたまったものではありませんけど、オラが鍼灸専門学生の時
始めた鍼灸のコミュニティで、かつて
「 腰痛症 」 に対し 「 ボルタレン錠 VS 鍼 」 で
鍼の有効性をアピールしたらどうか?と、話が持ち上がった事があった。
今思えば、そう遠くないロングロングアゴーの時代から、鍼灸師の皆さんは
「 鍼の効果を認知して貰いたい 」 と、欲求不満があったのだと思います。
さて、ボルタレン錠 と比べてみると、CMの 「 ボルタレンEX 」は
ジクロフェナクナトリウムを患部にテープを貼りつけたり、スプレーで吹きかけたりして
なんとかして体内に成分を浸透させようとして
COX ( シクロオキシゲナーゼ回路 )の代謝を阻害し
PGE2 を生成させないように工夫されたものです。
※ PGE2 は 「 炎症・痛み・発熱 」 の原因とされる、体内の生理活性物質です
詳しく知りたい方は 「 アラキドン酸カスケード 」 を参照。
早い話が 「 痛み止めの薬と鍼と、どっちが効果あるか試そうじゃないのよ!」
という事だったのですけど、当時ヒヨコ鍼灸師見習いだったオラの記憶ですと
「筋痛症候群」を現代医学的に解釈する先生達は、誰が施術を担当するか!
よし誰々先生だ! よろしくお願いしますと、このテーマに対して勝ち気で
すぐに医道の日本に話をもってけ的なイケイケ感がありましたが
古典派の先生方は割と慎重な意見だったのを思い出します。
結局、各流派あわせての証明方法や立証となると、非常に検証が面倒くさいとの事で
ポシャッってしまった企画だったのですが’残念)、薬というのはいとも簡単に
代謝を阻害できちゃうのだから、凄い(怖い)ですよね。
当然 「 対症療法 」 に効果を発揮します。
そして、何故? 「 病院行くな! 」バージョンをワタシが期待したかと言いますと
「 ※ Myofascial Pain Syndrome 」
「 MPS: 筋筋膜性疼痛症候群 」 の一般認知が、当時と比べると
先駆者達の啓蒙のおかげで、随分と健康雑誌などにも広まるようになったからです。
なのに残念なのが
「 病院に行っても 」 筋筋膜性疼痛症候群の治療を行う処は未だ少ないと思われます。
※ 病院のリハ室にもMPSの認識を持った、鍼灸師・理学療法士さんがいる処もありますが
未だ過去の常識とのギャップは広いまま。
また、本来 " 治療院や鍼灸院 " は、病院での処方に対し
割り込むスキマもココにあると思うが、最近の鍼灸師さんは美容とかそんなんばかりで
もしこのCMが
「 病院行くな! 」 = 「 治療院に行けよ!」という意味合いで
患者さんに伝われば、鍼灸整骨院などの治療院のステータスは大きく上がり
双方ににメリットがある。
「 痛みがとれなきゃ病院行けよ! 」 という、CMの台詞は
「 筋筋膜性疼痛症候群 」 以外の疾患、( 骨折や癌 )など他の
「 重篤な疾患の可能性 」もあるから、病院で検査したほうが良いぞ!
って意味が含まれているので、これですと「 痛みの認知 」のされ方って
世間一般からしたら全然変わりませんね!
そこで、CMや大々的な広告に予算をかけられない治療院業界は
ハクティビズム 文化の育成に取り組んだらどうだろうか?
今流行りのLINEを乗っ取って 「 患者さんと治療院の為になる広告 」を勝手に
拡散させたり、大きな病院のサイトを改竄して
「 MPSの正しい認識 」を掲載するなどだ。
もしくは、ご老人宅に電話をかけ
「 オレ オレ♪ 病院行くなら、治療院がいいぞ!」とか
いたずらレベルの「 オペレーション・オレオレ詐欺ではないぞ作戦♪ 」を
アノニマス( 匿名 )で、展開すればまた違った意味で業界の展望も
みえてこようという空想を、いつか実現しようと思う妄想のお話でしたとさ。
チャンチャン♪
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