鍼灸学生さん必見!べたな「 腰痛治療 」中医学編
鍼灸治療って、古典から ~ 現代医学的な解釈まで様々 …
ですから、学生時代に右往左往したものですが
先日、本棚を整理する際に専門学校で習う必修科目
「 東洋医学臨床論 」を久々にめくってみました。
そこには、中医学ベースの「 東洋医学的考え方 」と
「 西洋医学的考え方 」で、各疾患の治療法が記載されている。
うーん。 懐かしい …
そこで「 腰痛 」の東洋医学的考え方をみてみると
え?「 寒湿 」と「 腎虚 」しか記されていない!
( ※ 今の教科書はどうなのか知りません (´ ▽`).。o♪♪ ボケ~ )
いくら入門書というべき教科書であっても、これは余りに惨すぎる…
そこで、学生さんに解りやすいようにと探してみたら
上海中医学院監修の動画があった。
残念ながら動画は削除されてしまったようだ。
興味ある方は自分で探して観てほしい。
この動画、昭和初期を彷彿させるべたなシチュエーションですが
初学者が理解するには、わかりやすかった。
もう学校なんて行かなくても、動画教育で充分なんじゃないだろうか!
こんな事を言うと、末端鍼灸師は益々嫌われるだろうが
賢い学生さんは、自分なりの勉強方法を工夫する必要があると思いますよ。
動画のタイトルバックでは、企画構成に日本人の先輩方が関わっていますね。
昨今は、急速に情報の共有化が進み …
学習意欲さえあれば誰もが調べたりヒントも得やすい時代となりました。
黎明期とも感じるこの教材ですが、諸先輩方の取り組みには感謝しつつも
しかーし! DIO 様的に「 これで効くのか? 」
学生さんは、この動画に関わらず即刻追試して「 効果のほどを試してみる 」
ことをオススメします!
穴位も随分ダブっているし、辨証もわりと簡単ですから。
そして、「 迷ったら、全部刺してしまえ! 」 by Dio 末端 Brando
だってそれ以外、効果の程を確かめようがないからね。
治則と穴性をUPしておきます! 各弁証タイプの詳細はネットで調べれば
親切に開設してくれてあるページがたくさんあるから省略 ♪
けして書くのが面倒になったからじゃありません。 (*ゝω・)
辨証 : 気滞血瘀・経脈痺阻
治則 : 行気活血化瘀・疏經通絡止通
処方穴 : 腰痛穴・水溝・委中・後谿
寒湿腰痛
辨証 : 寒濕客丁經絡・經絡痺阻不通
治則 : 散寒化湿・利腰止痛
処方穴 : 腎兪・大腸兪・命門・陰稜泉・三陰交
湿熱腰痛
辨証 : 湿熱阻遏腰腎經脈
治則 : 清熱化湿・和絡止痛
処方穴 : 腎兪・大腸兪・次髎・曲池・血海・委中
労損腰痛
辨証 : 気血運行不調、經絡失丁健養以至労損腰痛
治則 : 活血和絡舒筋
処方穴 : 腎兪・大腸兪・腰眼・腰部阿ぜ穴・陽稜泉・委中
腎虚腰痛
辨証 : 腎虚不能充養腰部
( 腎陽虚 ) 失丁温煦 / ( 腎陰虚 ) 失丁濡養
治則 : 温腎壮養・益腎滋陰
処方穴 :
腎陽虚 - 腎兪・命門・関元・腰陽関
腎陰虚 - 志室・腰眼・三陰交・太谿
腰痛穴 | 急性腰痛の特効穴 |
---|---|
水溝 | 清熱開竅、回陽救逆、鎮痛寧神 |
委中 | 涼血泄熱、舒筋通絡、袪風湿、利腰強 |
後谿 | 散風舒筋、通督脈、寧心安神、清熱利咽 |
腎兪 | 益腎気、利腰脊 |
大腸兪 | 調腸腑、利腰腿 |
命門 | 培元固本、温陽補腎、疏調経気、固精壮陽、培元補腎、強腱腰膝 |
陰稜泉 | 健脾化湿、通利三焦 |
三陰交 | 補脾胃、助運化、通経活絡、調和気血 |
次髎 | 強腰膝、補下焦、通経絡 |
曲池 | 袪風解表、清熱利湿、調和気血 |
血海 | 理血調経、散風袪湿 |
腰眼 | 肺結核・腎虚腰痛の特効穴 |
腰部阿是穴 | 腰ら辺で反応ある適当に効きそうな、術者の腕しだいなとこ。 |
陽稜泉 | 清肝胆、疏筋絡、利関節 |
関元 | 温腎壮陽、培補元気、通調衝任、培腎固本、回陽、調経 |
腰陽関 | 温下元、強腰膝、袪寒湿、補腎気、利腰膝 | 志室 | 補腎健腰 |
太谿 | 益腎降火、通調衝任 |
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