接骨院で働いてみて その2
こちらの記事は姉妹サイト「接骨院の開業方法」より、過去の投稿を移転し
接骨院の開業までをドキュメンタリーでお届けした内容となっております。
【 社会人学生篇 】
接骨院で研修を始めて数回が経ちました。
といっても、研修生なので患者さんの体に触れるわけでもなく
受付に立ってカルテを出したり、スリッパを整えたり、会計をする事しかしていません。
なんだか無駄に時間を過ごしているようにも思えてしまったり、しつつ
先生の施術の様子を遠くから眺めている日々を過ごしています。
そこで、今回は、受付ばかりしていて気が付いた点を書こうと思います。
1 患者さんの支払う料金の違い
2 保険負担で、できる事とできないこと
3 白紙の医療保険証明書への患者さんのサイン
1. 患者さんの支払う料金の違い
施術する部位の数や内容にもよるのですが、保険適応金額と自費負担額と
カイロやテーピング等の「別途料金」の合計が毎回患者さんの支払う金額となりますが
この金額が患者さんによって違っているように思います。
毎日来ている患者さんは、1回の料金がそんなに高くないのですが
1週間に一回くらいの患者さんだと1000円を超える料金を
払っていらっしゃる方が多い気がします。
治療中の合計金額はあんまり変わらないんのではと思うのですが…
治療期間中は毎日通院したほうが良いってことですかね?
2. 保険負担できる事とできないこと
患者さんの保険負担額が1割だったり3割だったりするだけでなく
全部保険対応で負担額0円で治療されるかたから
全額自費負担の患者さんまで患者さんによって金額が違う事を最近知りました。
この保険適応というのは、一般的に突然の怪我として認識されるもので
いつどこでなったかが明確なものに対しては、保険は適応されるそうですが
昔から腰が痛くって治してほしいという慢性疾患には保険適応外になります。
そして、適応外の場合は全額自費負担になってしまうのですが
患者さんによっては全額負担だと治療を諦める方もいらっしゃるので
病状の内容と保険について説明し、保険適用の手続きを取って治療する場合があるとか。
この線引きってどうやってしているのか? 先生に質問しましたが
患者さんの判断に任せているとのことで、ちゃんと教えてくれませんでした。
いまいち、保険でできる事とできない事については理解できていませんので
また、分かったら追記していこうと思います。
3. 白紙の医療保険証明書への患者さんのサイン
これは、初診の患者さんや月の始めに来られた患者さんに保険証の世帯主さんの名前を
サインしてもらい、保険の申請を出すために必要な書類だそうですが
書類の中に「 何の症状について施術しました 」という事を書いていない
白紙のフォーマットだけの書類にサインを求めるものです。
これって、ビジネスの場だと「 金額の書いていない小切手にサインして下さい 」
と言っているのと同じではないでしょうか?
確かに、施術が終わってカルテを書いてからサインをもらっていたら
月の頭は、待合室は患者さんで大渋滞になってしまうかもしれません。
( ただでさえ、まだ入ってまもない私が受付をしているのですから… )
先生に白紙のとこにサインするだけで良いんですか?と尋ねたら
患者さんの施術もしながら毎回全部書くのは物理的に無理なので
後で書くようにしているそうです。
これって、2回目に患者さんが来る時までに初回の内容を記載してから
サインをもらうのでは間に合わないのでしょうか?
もし、ダメだったら営業時間中は施術しっぱなしなので
先生の言うとおり物理的に無理でしょう。
保険自体の仕組みに問題があると思います。
それにしても、来院される患者さんの中で誰ひとり文句も言わず
「 白紙の書類 」に月の始めなんでお願いしますと言えば書いてくれるのは
私からしたら不思議な光景でした。
( もしかして、これって当たり前の行為なんですか? )
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