風熱犯肺
臨床症状
咳嗽し、痰は粘稠で黄色・鼻塞があったり、黄色く濁った鼻水が出る
身熱・少し悪風や悪寒する・口乾や咽痛。
風熱が肺経を侵犯したため、衛気が発病した証候である。
考察
風熱犯肺証は、咳嗽と風熱表証が並行してあるのが特徴。
風熱が肺を襲い、肺が清粛しなくなれば咳嗽。
風熱は陽邪なので、液を煮詰めて痰を作るから質が粘稠で黄色い。
肺気が宣発せず鼻竅不利 ( 鼻が通じない ) となる。
風熱が津液をいぶすので、鼻塞となって通じなくなり黄色く濁った鼻水が出る。
肺衛が邪を受け衛気が邪と戦うので発熱し、衛気が遮られて
体表に達しなくなるので悪風や悪寒し、風熱が上部を掻き乱すので
津液が消耗して口乾し、咽喉が不利 ( 通じない ) になるので咽痛する。
肺は上に位置し、舌尖は上焦の病変を調べる部分なので、
肺が風熱に侵襲されると舌尖が紅くなる。
【 治療原則 】 疏風清熱・清宣肺熱
【 舌脈 】 舌紅、舌尖紅・苔白~やや黄色 / 脈浮数
【 処方穴 】 大椎・肺兪・膻中・尺沢・魚際・豊隆・太谿
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読んでみて・・・実際、どのように問診が進められていくか
パターンとしてイメージがつかみやすい。
ある程度弁証の知識が入ってから読むのがお勧め
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