
技術の習得において基本とされるのが 「 まねる 」 と 「 ぬすむ 」 。
この両者にどのような違いがあるか? 「 身体感覚を取り戻す ( 斉藤孝 著 )」 に
このような一節があった。
まねる力は、他者の動きをイメージとして自分の身体のように感じ取る能力のことで
盗む力は ” ある程度課題がはっきりした上で “ ポイントを絞って動きを捉える
能力のことなんだそうです。
なるほど、伝統芸能など純粋に技術の向上ならこうあるべき。
と思ったものの、現代の治療院形態では少々難しいのではないか・・・
そんな事を思った。
① 教わりたくても技術を隠したがる
② 懇切丁寧に技術を教えても、すぐ辞められたら困る
このように、教わる側 ( 働く ) と教える側 ( 働いて貰う ) 双方の意見を聞いたりします。
どちらも正論だと思いますが
① に関しては、まねる能力に長けた人しか後進は育たず
② に関しては切実な問題。 無料で技術を教える間お給料は発生しますし
覚えるまで戦力になりません。 そして覚えた途端に辞められては困ります。
こういうギャップがあるから誰でもできるような事しか教えられない。
特に個人治療院においては、余剰な人材育成費用という観点からも
後進を育てることは難しいのではないか。
今の時代、なかなか無給という制度は受け入れられないでしょうし、
専門学校の規制緩和によって毎年増え続ける資格者は脅威の存在とも言えます。
こうした悪循環は ” 業界の質の低下 ” を招くことに繋がっていくのかも・・・
これからの治療業界は、人材派遣業なくして成り立たないのではないか?
そんな風に先を読んでみた。。
しかし派遣業は技巧を必要とする分野で、人材育成の妨げとなった事は明白。
数年で解雇という縛りがあっては技能なんて身につかない。
でも会社としては安く雇えるので安易にそうしてしまう。
おりしも今回の選○戦。 TVで派遣労働を原則自由化したある党が
「 世界で一番の日本へ 」 とかなり笑えないギャグ。
いずれにせよ、技術の習得にはお金を払う事が必要だと思うし
また提供する側は習った人が払う金額に対し、それ以上の価値を提示する必要があると思う。
ギブ&テイクのバランスとも言えますが、おいらの場合は相互扶助をテーマに
勉強会に参加頂いた方と双方発展していけるシステムを作る事が今の所理想。
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