変形性膝関節症の関節鏡下手術は 「 プラセボ効果? 」



ありゃ? と思うような記事が日経メディカルオンラインに掲載された。

要約すると、変形性膝関節症 ( OA ) の患者さんに対して
「 偽手術を行ったグループ 」 と 「 関節鏡下手術を行ったグループ 」 の
比較試験を行い

2年後の症状改善度が ” 手術を受けた人と変わらない “ ことが明らかになったそう。

関節鏡下手術は、薬物療法でも痛みの取れないOA患者の “ 救世主 ”  として
わが国でも普及しつつあるが、対象患者の選定を含めた実効性を問い直す
必要が出てきたとある。

ふと 「 ヘルニア神話 」 が頭をよぎった。

腰痛・坐骨神経痛の原因はほとんどが椎間板ヘルニア?
患者さんの中にも、自分の腰痛をヘルニアと言い張る方や
病院でそう診断されたと言われる方も未だ多い。

だから手術をする。

医学の常識が、数年後には非常識なんてことは良くあること。

「 医療現場では未だ100年前の間違った理論を引きずっている @ 加茂整形外科 」

医療技術・診断の発展に伴い、医学常識に変化は付き物ですが
腰痛の 「 ヘルニア神話 」 はまさに典型的。





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この研究を行ったのは、米国 Houston 退役軍人医療センターと
米国 Baylor 医科大学の研究グループ。 

研究グループは、複数の臨床試験で関節鏡下手術がOA患者の症状改善に有用であると
報告されているが、これらの試験では ” 対照群が置かれていない点に着目 ” 。

偽手術、つまり膝に切開は行うが関節鏡は挿入しない 「 プラセボ 」 群を設けた
無作為化試験を行って、症状改善に関節鏡下手術がはたして役立つのかを検討。

試験の対象は、薬物療法を最大限に行っても6カ月以上にわたり
中等度以上の痛みが続いている 75歳以下のOA患者。
OAの重症度を4段階 ( 軽症、中等症、重症、最重症 ) で評価し
最重症の患者は対象から除いた。 介入方法は


1. 関節鏡下郭清術 ( デブリドマン )
2. 関節鏡下洗浄術 ( 関節洗浄 )
3. 偽手術  の3通り。



施術は全て同一の整形外科医が行い、評価医師、患者の双方とも
どの施術を受けたかがわからないようにした。

3分の1の確率で 「 偽手術 」 を受けることになるこの試験では、当然ながら
参加を呼びかけられた患者の実に44%が協力を断ったそうだが
参加者180人の平均年齢は52歳。 退役軍人だけに9割が男性、6割が白人で
OAの重症度比率は、 「 軽症 : 中等症 : 重症 がおよそ 3 : 4.5 : 2.5 」

重症度にばらつきが出ないよう調整した上で無作為に3群に分け
2年後の症状改善度を比較した。

その結果、3群とも、介入前と比べると主観的な膝の痛みや機能が2週間後に
大きく改善し、2年後の時点でも当初よりは改善した状態に保たれていることが判明。


しかし、偽手術を受けた群と、2種類の関節鏡下手術を受けた群との間には
統計学的・臨床的に意味のある差はみられなかった。



一定距離の歩行時間など客観的な評価指標でも、3群間に差は認められなかったそうです。

米国における関節鏡下手術の医療費は約5000ドル ( 約58万円 ) で
年間65万人が手術を受け、大半はOA患者だという。

58万円 × 65万人 = 3770億円

研究グループは、関節鏡下郭清術、関節鏡下洗浄術のいずれも
膝関節の痛みや機能に対する効果は偽手術を上回るものではないと結論。

こうした “ 無駄な ” 手術にかかる医療費は他に振り向けるべきだと提言している。



皇潤飲んだら治ったりして・・・



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