痰火擾心

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痰火擾心東洋医学の穴


痰火が心神を掻き乱して起こった証候。
多くは精神刺激で思慮 ( 心配 ) や鬱怒 ( 鬱積した怒り ) により
気鬱が火と化し液を煮詰めて痰を作り、痰火が内盛となる。
あるいは外感熱邪が、その熱で液を煮詰めて痰を作り
痰熱が内擾 ( 体内を乱す ) して起きる。


 臨床症状


・ 発熱呼吸粗い・顔や目が赤い・痰黄色粘稠・痰鳴・狂躁や譫語
・ あるいは不眠や心煩・痰多く胸悶し頭暈や目眩
・ あるいは言語錯乱し、異常に泣いたり笑ったり・親しい人が嫌おうとも構わず
狂躁となって妄動し、人を殴って器物を壊し、常人ではないほどの力が強い。


 考察


外感と内傷があります。
外感熱病は高熱・痰盛・意識はっきりしないなどがポイント。
内傷雑病では軽ければ不眠や心煩。重症ならば精神狂乱がポイント。

外感熱病は、邪熱盛んとなって裏を焼き、液を煮詰めて痰ができ
痰が上がって心竅を覆ったもの。
裏熱で熱気が立ち昇り、肌膚に充ちるため高熱となる。
火勢が上炎し、顔や目が赤くなる。熱が盛んで機能活動が亢進し、呼吸が粗い。
邪熱が津を焦がして痰を作るので、痰液が黄色くなり、喉間から痰鳴がする。
痰と火が結合し、痰火が心を乱し心神が混乱するのでイライラ発狂。

内傷病で、痰火が心を乱すことによる不眠は、必ず心煩と一緒に存在する。
もし痰が気道を障害すれば、胸悶して痰が多くなり、清陽が遮られるので、
頭暈や目眩も見られる。

また精神の狂乱が起きたものを狂証と呼ぶ。
狂証は七情が関係していることが多く、例えば激しい精神刺激は、気機の逆乱を
招き、心火が激しくなって液を煮詰め痰ができ、上がって心竅を乱すために起きる。

痰火が心を乱せば、心神 (精神) が乱されて意識ぼんやりとし、筋道のある言葉が
喋れずに、泣いたかと思うと笑い、親しい人に嫌われても気に掛けない。

火は陽に属すが、陽は動を支配するので、発病すると狂躁妄動し、
人を殴って器物を壊し、常人より強い力を発揮する。





 治療原則 : 【 清熱化痰開竅法 / 鎮驚寧志 ( 発狂した場合 ) 】


【 舌脈 】    苔紅・苔黄膩 / 脈滑数
【 処方穴 】  行間・豊隆・大陵・人中 / 間使・百会・内庭・風池・豊隆・支溝


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